ややトレ11 -丹田と下半身を強くする-

こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。



みなさまには健康に関する目標はありますか?
たとえば「階段を楽に上がりたい」「好きな趣味をずっと続けたい」など、目標の形は人それぞれだと思います。

私の目標は80歳まで現役の身体で稼働することです。
「80歳までなんとか生きていければ」とか、「這いつくばって辛うじて」ではありません。
80歳まで普通に生活していて身体の使い方に苦なく過ごせるということです。
いわゆる「健康寿命」です。

身体の使い方を試していくうち、少しずつその目標も確信へと変わり始めています。

前回、「健康的な身体の秘訣」の記事でお話した身体の不調も普段から身体に問いかけながら使い方を研鑽していたお陰もあって食生活の見直しだけで落ち着けたのかなと思っています。

身体の使い方の中でも「丹田の意識」から身体の中心をイメージし、そこから繋がる脚と背中の使い方を意識することによって呼吸をコントロールしやすくすることがとても重要です。この意識が、身体の調子を整える基盤になっていると感じます。
呼吸が浅いと疲労やストレスをためやすい身体となり、結果的に身体を弱らせてしまいます。

最近、患者様に私生活での時間の使い方を聞かれ、休日が週1日であることや不規則な勤務時間によって食事が夜遅かったり、睡眠時間が短いことなどを伝えると驚かれてしまいました。
それなのにいつも元気で迎えてくれて整体できるんですかと…。

私としては整体をするときの身体の使い方を色々と試してきたことが結果的に身体をいい方向に向かわせてくれているから元気でいられるのだと感じていたのでその時はそうお伝えしました。

そして、こうしてブログを書いて思い返していると経験則から自分の言葉で皆さんに伝えてきたことや患者様の言葉を聞くことで思いがより強くなるのです。
患者様の言葉からも力をいただいています。
本当にありがとうございます。


前回もお伝えしましたが身体の基本は丹田です。
その丹田を意識しながら、本日は下半身の意識を強めていくややトレをお伝えしたいと思っています。

それでは、本日のテーマ『ややトレ11 -丹田と下半身を強くする-』を始めていきましょう。



以前の記事で「ややトレ⑩ -内側を循環させる-」では身体を上下に動かす縦の動きで背中を柔らかく保ち丹田を意識するトレーニングでしたが、今回は丹田の意識から下半身、脚をトレーニングしていきます。

動かすのは上半身ですが重要なのは丹田の意識を中心として上半身の力を抜くことと、脚の固定です。
それを意識することによって下半身を強くしていきます。
この丹田の意識と下半身のイメージができるようになると座っていても疲れにくい身体作りにとても有効です。

私自身はブログを書く以外はあまりデスクワークをしないので実証がそこまでできている訳ではないのですが、脚や肩が疲れることは少ないです。
ブログの執筆中も内容に悩んでウロウロしたりしていることもあるので、より机の前でじっとしていないかもしれません。


さあ、それでは早速ややトレを始めていきましょう。
私のトレーニングはいつもシンプルです。

まずは椅子に浅く腰を掛けます。
そして仙骨を椅子の面に対してなるべく垂直にするイメージを持ちましょう。

上半身はその仙骨に乗せているだけです。
背筋を伸ばそうとか肩を開こうとかするのではなく、頭のつむじの位置も仙骨の位置を意識するように乗せるイメージです。

今度は脚の幅ですが、内くるぶしに拳一個分を挟めるぐらいの幅を持たせて足先は正面です。
膝の内側にも拳一個分を挟めるぐらいのイメージで脚を保ちます。

難しいようなら、クッションを膝の内側に挟んでも大丈夫です。

脚の裏は地面にピタリと付けます。

ではこの姿勢でお腹を意識して呼吸をしましょう。
ゆっくり鼻から吸って口から吐きます。

5回ぐらい繰り返したら、今度は両の手を組んで掌側を上に向けながら手をあげましょう。
挙げたまま5回呼吸をします。

この姿勢の時も脚の幅はしっかりキープします。

今度は片手を挙げて反対側に手を少し傾けていきます。
この時、座面のお尻の片方が上がらないように注意しましょう。
呼吸を5回したら次は反対側の腕も挙げていきましょう。

次は両腕を広げていきます。
肩を開くというよりは、掌側を横もしくは少し後ろに向けるよう意識して開きます。
広がるところまで広げられたら5回呼吸をします。

次は腕を前に出して丸いものを抱えるようにして腕を円のようにします。
その円を保ったまま身体を横に捻っていきます。



捻りきったら5回呼吸をしましょう。
次は反対側にも捻っていきます。

いかがでしょうか。
単純な動きですが身体がポカポカしてきたと思います。
腕を上に挙げたり開いたりすることで四十肩防止にもなりますので是非試してみてくださいね。

動きは単純なようで難しかったと思います。
特に脚の位置を意識して上半身を動かすことだけでも良いトレーニングになったと実感して頂けたのではないでしょうか。

腕は単純な動きですが、仙骨を意識することと脚をしっかりと固定することで意外なほどの身体への効果が感じられたと思います。

本日の『ややトレ11 -丹田と下半身を強くする-』は以上になります。



「丹田の意識」は、意識するだけでも効果は発揮しますが、引力に逆らわず地面に対して仙骨を垂直に立たせることを意識することで最大の効果を発揮します。
そのためには脚の力を抜き、脚の隙間の幅の意識や背中の力を抜くことで丹田の意識をより充実させましょう。
その結果として呼吸を整える効果を得られると実感しています。


あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。
何か分からないことがありましたら、お気軽にご相談ください。


本日の癒し画像 

あの雲の峰の向こうに