ワクワクを能動的に

こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。

2025年12月、人生初の体験もだんだんと
少なくなってきた私でしたが、先日帰省の際、人生で初めて寝台車に乗車しました。



「私は初めて寝台車に乗れるんだ!」
そう考えただけでワクワクします。
初めてという試みだからか乗る前からやたらとテンションが上がってしまいました。

これまで夜間の移動手段はバスしかなかったため、どんな状態でも寝姿勢で搬送されるのはとてもありがたいです。入眠の助けになればと、夜食のおにぎりの他にキャップ付きの小さな日本酒のボトルも購入し、いざ寝台車へ。

少年のような心持ちで飛び乗ると、そこに待っていたのは心擽る仕様の寝床でした。事前情報はネットで確認していたものの実際に体験してみると想像以上にワクワクします。
雑魚寝タイプのB寝台を目の当たりにして秘密基地感が増しました。

今回B寝台を選んだのは快適性よりも「コンパクトなスペースで寝る」というワクワクを感じたかったからです。下調べをして臨んではいたものの、実際に体感するのはまた格別でした。


みよ、この穴蔵感!(最大級の褒め言葉です)




こういうワクワクする気持ちは、年を重ねるにつれとても大切になってくることだろうと昔から考えていました。
当時は今程明確には分かりませんでしたが、「ワクワクすることは生活においてとても重要なものでは」と思い始めたのは17歳になる前でした。

当時、私は将来について真剣に考えていました。
「人生において大切なことはなんだろうか」と。
たいした知識もなく、明確に「これがやりたい」と思うことも見つからず、そんな中でも無い頭を振り絞って考えました。


生きていくにはお金は大切です。
そういう意味で仕事はとても重要な位置を占めていると思います。ですが、それよりも優先すべき必要なこと、それは「ワクワクする気持ち」を持つことなのではないかと。
とてもプライスレスな部分ではありますが、「そういうワクワクを提供できる仕事をしたい」と、当時の私は考えた訳です。

そしてワクワクを届けるには媒体(メディア)が必要だと考えました。
特に私は映画やアニメから多くのワクワクを感じたものですから、その媒体に携わる仕事につけばワクワクを提供できると考えたのです。

ですが年齢を重ねるにしたがって視野が広がってくるとワクワクを提供する方法は一つじゃないと思うようになりました。

心の持ちようかもしれませんが、健康な身体を持っていないとワクワクした気持ちにはなりにくいものです。
そう考えた時、身体を整えてあげられれば健康な身体を手に入れられ、結果としてワクワクする気持ちにもなれるのではという考えになりました。

つまり整体師も、ワクワクする気持ちを持たせることに貢献できるのではないかと思ったのです。
こういう考え方ができればワクワクを与える仕事はなにも整体師に限ったことではありません。他の様々な仕事でもそういった効果を与えることは可能なのです。

無数にある仕事でも視点を変えることができれば、そう捉えることができるのです。
考え方ひとつで世界が変わる。
不思議なものですね。

 本日は今年最後のブログということもあってどんなテーマがふさわしいか色々と考えたのですが、自分の原点を考えていた時に、生きていく上で大切にしたいものをテーマにしてみようと思いました。
大風呂敷を掲げているようにもみえるかもしれませんが、気軽に読んでください。

それでは本日のテーマ『ワクワクを能動的に』にいってみましょう!



 昨今、特にAIの普及により便利さが更に加速したように思います。手間を省くという観点からはとても有効な手段です。ですが一度頼ってしまったらいつの間にか抜け出せなくなり、自分の頭で考えなくなるようになっていくことは間違いないと感じました。
こういう行動は結果的に発想力も低下させてしまい、ゆくゆくは個人のアイデンティティの喪失にも関わってくる問題なのではと考えずにはいられません。
いずれ人間は受動的な思考、行動しかできなくなり、最終的には自ら「楽しもう」という気持ちすら湧き上がることもなく、提示されたものからでしか楽しいと思えなくなるのではないのかと危惧しています。

今の時代はSNSの普及によりどんな情報でも現地に行かなくても手に入ってしまいます。
そういった情報取得により満足感を植え付けられ、情報取得や現物取得という行動だけで自分は能動的であると解釈してしまって、「発想する力」を置いてけぼりにしてるのではないでしょうか。

では、どうすればそういったものからの脱却が図れるのか。

それは自分の持っている五感を大切にすることです。
特に直感を大切にしましょう。

そして「できないこと」や「感じられないこと」もすべて自分の一部であると受け入れること。全てを受け入れられたその時、初めて湧き上がってくるものがあるはずです。

気付ける階段の高さは人それぞれです。
けれど人はついつい山の頂きばかりを見過ぎてしまい途中の道程を見失って迷子になってしまうのです。
この頂きの道中を歩む作業をSNSやAIを使用して補おうとせず、自分の感覚を信じて登ってください。

ワクワクは誰の胸の中にもあるはずです。

本日のテーマ『ワクワクを能動的に』は以上になります。



皆様、今年も大変お世話になりました。
これからは整体に限らず、自分のワクワクすること等、皆様にも日常を楽しんでもらえる情報をお届けできたらと考えています。
来年も何卒よろしくお願いします。

それでは良い年をお迎えください。


本日の癒し画像



圧倒的朝