身体の使い方と呼吸どちらが先
こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。
※集中力のお供
私には「よしやるぞ!」と気合を入れ集中したい時に必ずすることがあります。
それは掃除です。
このルーティーンは結構一般的な傾向だと思っていたのですが、改めてネットで調べてみると「テスト前に掃除がしたくなる」という項目がやはりトップ記事に現れました。ただ、私はその内容を見て少し驚きました。
紹介されていた行動は心理学的には「先延ばし行動(セルフ・ハンディキャッピング)」と呼ばれるもののようです。
これは目標達成に自信がない場合の、失敗した時の言い訳の用意をしておくための自分に不利な状況を作り出す行動なのだとか。
それを踏まえて昔の自分の行動を振り返ってみたのですが、私の場合テスト前ではなく終わった後に掃除をしていたように思います。
当時の私はそういう行動はしていませんでしたが、さて現在の私を振り返ってみてどうなんだろうと今回改めて記事の内容と自分の行動を照らし合わせてみました。
冒頭でもお伝えしたように、私は気合を入れて集中したい時(特にこのブログを書く時など)に掃除をします。
それはプロの整体師としての知識や経験を皆様に分かりやすくお伝えするために、すっきりと整った環境で真摯な気持ちで記事に向き合うための行動であると考えていました。
ただそういう向き合い方は思いの外プレッシャーを感じます。
もしかしたらそのプレッシャーから先延ばし行動の深層心理が働いて掃除をしているのかもしれないなと今回改めて考えさせられました。
こんな風に時々自分を見つめなおす行動は私にとってとても大切なことだと感じています。
それでは本日のテーマ『身体の使い方と呼吸どちらが先』にいってみましょう。
私はこのブログを始めた当初、呼吸を意識するところから身体の使い方をスタートさせました。
私が身体の使い方を意識した原点が、「声の出し方」の模索からの発想だったため呼吸は切っても切り離せないものです。
「呼吸のコントロール」=「丹田の意識」と言っても過言ではありません。
ですが呼吸を継続的にコントロールすることは丹田の意識とは少し離れたところにあるのも事実です。
それは呼吸のコントロールには胸式呼吸と腹式呼吸があるからです。
以前にもお話しましたが、呼吸そのものは肺にしか入らないので胸式も腹式も肺で呼吸しています。
その肺の呼吸を主にどこの筋肉を使って補助しているかが二つの呼吸の違いです。
読んで字の如く胸式は胸郭を使い、腹式はお腹周りを使います。
ここで先程の丹田の意識に戻りますが、胸式呼吸だと丹田の意識は薄くなり重心が高くなる傾向にあるため胸式呼吸を継続的にしている方は、結果的に丹田の意識が薄れやすいということになります。
つまり普段胸式呼吸が主だと丹田にわざわざ意識を持っていく必要があるため、身体の使い方としてはどうしても不利になってしまいます。
ですから身体の使い方と呼吸どちらが先かの問いには、身体の使い方を理解していく方が意外と近道なのではと感じているのが現状です。
というのも腹式呼吸を理解するには『身体に梁を立てる』の身体の使い方が理解できていると背中がとても楽に使えて腹式呼吸を意識的にサポートでき丹田の意識を継続的に行えると考えるからです。
呼吸のコントロールが先行しすぎて腹直筋が活躍しすぎる場合は要注意です。
これは私が過去に声の仕事をしていた時の経験ですが、自分では腹式呼吸ができていると思い腹圧を使って声を出してみても息をお腹だけでコントロールしようとするあまり喉の解放には至らず、逆に声が出なくなってしまいました。
結果として背中の脱力など横隔膜を使って声を出せなかったことが原因だったと推測します。
この背中の使い方が丹田の意識を継続的に使っていく上で大切だと今では実感しています。
今回のテーマの結論は既に出てはいるのですが、私はこれまでの自分の通ってきた道が遠回りだったとは思いません。
寧ろこれが私の近道だったと思っています。
それは呼吸のことから先に学んだとしても身体の使い方を先に学んだとしても、自分の持っている感性に基づいて身体に反映されるものだからです。
自分のペースでしか身体には浸透していきません。
兎に角、気づいたり気になったり知りたいと思ったその時が身体にとってのチャンスなのです。
是非とも自分のペースで、自分の感性で、身体の使い方や呼吸の方法を吸収していってください。
本日のテーマ『身体の使い方と呼吸どちらが先』は以上になります。
あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。
何か分からないことがありましたら、お気軽にご相談ください。
本日の癒し画像
ほのぼの雰囲気