身体の置きどころ
こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。
今年の節分は2月2日でしたね。
節分は2月3日じゃないの?と思って調べたところつい4年前の2021年も今年と同じく2月2日が節分であったという意外な事実が判明し、私は驚きを隠せませんでした。
何故なら、2月3日が節分だと思い込んでいた私は2021年も当然のように2月3日に豆まきをしていたのですから(笑)
元々節分とは四季を分ける節目のことで
立春、立夏、立秋、立冬の前日を指す言葉ですが、現在は春の始まりを表す立春の前日だけ節分の日として残っています。
つまりこの立春が定まれば節分もその前日として定まります。
ではなぜ今年は立春の日が2月3日になったのかというと、立春は太陽と地球の位置関係で決まるのですが、地球が太陽の周りを1周する時間は365日ピッタリという訳ではないからです。
正確に計算すると0.2422日(=約6時間)分不足し、そのままの暦でいくと毎年約6時間ずつ遅くなるので4年に1回うるう年として2月29日を作って解消しています。
ところが、今度はそのうるう年を作ることで逆に4年で約45分、400年で3日ほど増やし過ぎてしまうのでうるう年を400年で3回減らして調整を取っているのですが、そのうるう年でも追いつかない部分の調整のため、立春が1日ズレるという現象が起こるのです。
規則性のあるように見える暦も微調整は必要な訳ですね。
この例になぞらえると、身体の微調整もきちんとしておかないと長い時間の中で気づかないうちに立ち方が崩れてしまうと言えそうです。
それでは、そんな流れから生まれた本日のテーマ『身体の置きどころ』にいってみましょう!
それではまず身体の調整を行うには何をすれば良いでしょうか。
一般的に健康を維持するために運動や食事、そして睡眠はとても大切です。
ですがそれに加えてもう一つ、「知る」という大切な要素があります。
「気付く」とも置き換えてもいいでしょう。
まずは自分のことを良く知ることです。
先程挙げた運動、食事、睡眠において自分はどんな行動をとっているだろうと一度思い返して、情報として頭の中に入れておく必要があります。
この情報が曖昧だと行動も粗雑になってしまいます。
「何となく」や「出来ているだろう」等曖昧に片付けていてはいつの間にか意識が薄くなり、遂にはそのことに関して考えなくなります。
それでは運動、食事、睡眠でちゃんと自分に合った行動をとれているかどうかそれ以前の問題です。
自分の身体のことを知る、気付くということも同じです。
出来ているかどうかを知る場合、運動では回数や時間など目に見える部分の成長には気付きやすいですが、例えば身体の内側が使えているかや、重心が使えていかといった内容になるとなかなか気付きづらいかもしれません。
例えばゴルフをしている方であれば、球の飛距離が結果としては分かりやすいでしょうが、運動をされていない方の場合はなかなか分かりやすい結果を得る機会もないと思います。そういう方は私が今までにブログでご紹介した身体の使い方を普段から行うことで自分の変化に気付けるようにもなってきますので、是非行ってみてください。
前回のテーマでも紹介したバックナンバーの
『スプリットステップと丹田の意識』
『ややトレ⑨ -身体に梁を立てる-』
『ややトレ⑩ -内側を循環させる-』
を毎日行うことで自分の身体の使うポイントが分かるようになっていきます。
今回は、知るための私なりのポイント(身体の場所)をお伝えします。
一つはいつも挙げている「丹田」です。
この場所を意識することは不動のポイントといっても過言ではありません。
この意識が無いと基本的に身体は正中線から外れてしまい、前後左右のどこかに身体を傾けた状態で使っていることになります。
これは私の見解になりますが元野球選手の落合博満さんの場合は、バッティングの時かなり正中線の意識をされていたように思います。
その意識を持ちつつ右足に体重の9割を乗せて上半身をしなるように使っていたので、スイングの時はフワッと力感の無い状態でも球は遠くに飛ばせていたと思われます。
ある解説者が「このフォームで打つにはリストの強さが必要」と言っているのを耳にしたことがあるのですが、私はリストの力ではなく身体の使い方だと思っています。
リストの力だけでは球がバットに当たった時、掴むのではなく突き放す感覚になるので、打った球はポップフライかボテボテの内野ゴロになるでしょう。
ここの説明はまた別のテーマの時にお話させて頂きますが、これを身体に置き換えるのであれば身体が地球に対して「抗っているか」「受け入れているか」の違いです。
その影響を一番に及ぼすのが足の裏の意識です。
ここが二つ目のポイントとなるのですが、その足の裏の位置は下の足ツボの表が示す小腸の辺りになります。
立った時にそこに意識があると身体を支えるのに丁度いいのです。
そしてこの二つのポイントを意識しながら上半身を丹田に預けるように意識を持っていけば身体全体のバランスが取れます。
これが三つ目の意識です。
私は様々な動きを取り入れながらこの三つの意識の重要性に辿り着きました。
この意識のポイントがはっきりしてない時は、色々な動きを試しながら自分の身体の置きどころを探してきました。
ご自身の意識の感覚が不十分な場合ご紹介したポイントを身体に還元することは難しいかもしれません。
ですが今回ご紹介したのは、仮に意識の感覚が不十分でもこれを情報として知っていることは大切だと思ったからです。
私はこれからも色々な情報を得て微調整をしながら自分の身体を楽に使える意識をブラッシュアップし、身体の使い方を更に良いものにしていきます。
また新たなポイントが発見出来ましたらご紹介していきます。
本日のテーマ『身体の置きどころ』は以上になります。
自分の身体を知ることで身体が使いやすくなるという仕組みは、情報を知識に変えた時の仕組みと似ているのではないでしょうか。
私達が生活している上で情報は無数に存在しています。
その情報の中から自分に有益なものだけを取り出してそれを使えるようにすることが知識であり、選りすぐった知識を自分のために使いやすくすることを知恵というのかもしれないと、最近のアニメ「チ。ー地球の運動についてー」を見て感じ、インスパイアされて今回のテーマを書いてみました。
自分の身体を知るともっと使いたくなりますよ。
あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。
何か分からないことがありましたら、お気軽にご相談ください。
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