体幹と丹田
こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。
前回の『丹田と声 -ややトレ⑦-』はいかがでしたでしょうか。
丹田の意識は感覚的なところが大きいので色々と試しながらの方が自分に合った方法を見つけられると思います。
試行錯誤するうちに、ある時「はっ」と気づく瞬間がきます。
それがいつとはお答えしづらいのですが、丹田の感覚は意識してすぐに気づく方もいれば色々試してなんとなくこれかな?とざっくりと感じる方もいらっしゃいます。
丹田の意識は経験の長さというよりはその日の成果でしかないので
是非とも焦らずチャレンジしてもらいたいです。
さて、今日のテーマは『体幹と丹田』です。
皆様は体幹トレーニングを行ったことはありますか?
インナーマッスルを鍛えようと考えたら多くの人はまず体幹トレーニングを思いつくのではないでしょうか。
例えば、体幹トレーニングでよく知られているのはこういうポーズです。
「プランク」という初心者にお勧めのポーズです。
体幹トレーニングで筋肉が鍛えられ、筋肉で身体を支えられていると実感できている方は、トレーニングによって無意識に丹田の意識の感覚が育っている方です。
一方「あれ?なんだかやればやる程身体にしっくりこない。」と感じている方は丹田の意識が少しぼやけているのかもしれません。
今日はそんな丹田の意識が苦手な方に向けたトレーニング、ややトレの内容となっております。
それでは早速実践していきましょう。
「体幹と丹田」 ややトレの実践
それでは丹田の意識をするところから始めていきましょう。
①お臍から指4本分下の位置に意識を置きます。
あくまでもこれは目安です。
人によって位置(感覚)は微妙に違ってきますので、自分がここだと感じられるポイントを探してみましょう。
意識の持って行き方は以前ご紹介した『丹田の意識』の記事が参考になる内容となっておりますので是非読んでみて下さい。
そもそも意識ってなんぞや?と思っている人には良いきっかけ作りになると思います。
②意識しているところから息をゆっくり吐きます。
この時少し顎を引き、ゆっくりと息を吐きます。
吐く時は「ふ」の口で吐いていきましょう。
そして丹田の核にストローを挿してそこから空気を吐き出すイメージを持ちます。
口先から出ていくのではなく、奥底から吐き出しすようなイメージにします。
今度は身体にもイメージをプラスしていきましょう。
③重力によって丹田に引き寄せられるイメージです。
身体全体は頭の先から吊るされているイメージを持ち、丹田に向けて肩より下の胸郭全体は丹田に引き寄せられるイメージで重力に身体を預けるようにして息を吐きます。
肩や腕には力が入ることのないように行って下さい。
呼吸を深くすればするほど肩の力は抜けていきます。
ここまでで身体のイメージが出来上がりました。
④最後に壁の前に立って壁に手をつけます。
この時、脇は閉じた状態の方が丹田の意識は持ちやすいです。
この状態で息を吐いていきます。
手で壁を支えていますが、丹田の意識を優先して壁と床に身体を預けます。
力むことなく行って下さい。
丹田が主導で身体を支えると不思議と足や手の支えが楽になり、しっかりと壁や床を掴んだ感覚が生まれてきます。
さあ、ここまでが一連の流れです。
この丹田の感覚が備わってから体幹トレーニングに入るようにしてみて下さい。
この感覚を応用すれば、どんな身体の動きでも丹田の意識から始めることで楽になると実感していただけると思います。
もちろんその動きに応じて身体へ覚えこませるためのトレーニングの時間は必要になってくるので、そこはきちんと時間を取っていきましょう。
今回の『体幹と丹田 』は以上になります。
丹田の意識が出来てくるとまず呼吸の仕方が変わります。
自然と深い呼吸ができるようになるので重心が自ずと下がる状態になります。
その状態になると筋肉に力を入れて立ってる感覚ではなくなり、自然と身体を支えられるようになります。
身体に無理に力を入れていないので結果的に血行がよくなり身体がポカポカしてきます。
また、丹田の意識が日常的に使えてくると身体をリセットする(身体の疲れを取る)のは非常に簡単になってきます。
例えば、湯船に身体を沈める際の身体全体に重力を感じさせない状態が身体をリセットするためのスイッチになってくれます。
身体が温まった後のお風呂上がりの30分間が丁度疲労回復のためのゴールデンタイムです。
このタイミングで就寝できれば睡眠の質も向上しますので疲労回復に最適です。
次の日はスッキリと起きられ身体が軽い状態で快適に一日を過ごせますよ。
本日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。
何かわからないことがありましたら、お気軽にご相談ください。
本日の癒やし画像
新しく手に入れた包丁の切れ味に心が嬉しみを感じて。