丹田に委ねる

明けましておめでとうございます。

パーソナルケア アインの畠山です。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

前回の『身体を通して見えてきたこと』はいかがでしたでしょうか。

目を瞑って身体を動かしたとき、思っているより感覚のズレがあることを実感して頂けたと思います。
そしてこのズレは直ぐに修正出来ることも体験して頂きました。

正しい感覚を常日頃から持続させるには練習する必要があります。
勉強をする時の暗記と同じで、筋肉も記憶させるには反復練習は欠かせないのです。

是非とも少しずつ積み重ねて使いやすい身体を手に入れて下さい。


さて、今回は今年最初の記事ですので、「丹田」の原点回帰としてお話をしていきたいと思います。
前回までの記事を実践頂くことで丹田の意識は感覚として少しずつ掴めてきましたでしょうか。

身体を使いこなす上で丹田は重要な部分になります。
丹田の意識無くしては身体を扱うことは難しい、と言っても過言ではないほど、重要な部分なのです。


丹田は「力で制御する」というよりは「力を抜いて丹田という意識の球を作りあげていく」といった方がイメージは近いです。
身体の力を抜くということは結果的に、重力に逆らわないようにして空間に身体を預けるイメージです。
力を入れて身体を支えようとすると、余計な力を使いすぎてしまいかえって疲れが溜まるのが早いように感じます。
重力という力を使って身体を支えた方が、身体を楽に使うことが出来るうえ血行も良くなるので末端の血行不良を引き起こしにくくなります。


今回丹田を意識する上でのポイントは三つです。

①重心を下げる

②上半身をリラックス(力みを抜く)させる

③丹田で床を支える

①は前回の「身体を通して見えてきたこと」で触れた、息の吐き方や壁を使った身体の使い方を参考にして下さい。
大切なのは身体の重みを感じて重心を下げていくイメージを持つことです。

②が今回のメインとなるのですが身体を空間に委ねるにはどうすればいいのか?
ここで重要になってくるのが背中の使い方です。



①で重心を下げる意識が上手くいくと背中の力を抜くイメージが持ちやすい状態になっているので肩甲骨を中心に力を抜くようにすると丹田に向かって更に上半身が委ねられる感覚を実感することが出来ます。
そうすることで重心が更に下がっていくイメージを持てるようになります。

③を実感するためには、②の意識をそのまま足の裏にまでイメージを持っていきます。

そうするとどうでしょうか?
丹田の底辺部分が床を触っているような感覚を感じることが出来たのではないでしょうか。
この感覚が備わることにより足裏が床面に吸い付くように立つことが出来て、立ちやすさを実感して頂けるようになります。


①から③は座っている時でも応用して頂けます。
座っている状態でも足がしっかりと床を掴んでる感覚を実感出来て座りやすさを感じられるので試してみて下さい。

今回の『丹田に委ねる』は以上になります。

丹田を丁寧に意識することで身体はきちんと反応してくれます。
その一つの結果として実感しやすいのは体調管理です。
例えば身体の使い方やバランスを崩して立つことで血行不良を引き起こし体調が悪くなること実感します。
ですからそうならないよう、毎日少しずつでも意識しよう、頑張ろうと思えるのです。

意識することで身体が回復してくるとその不思議を感じて楽しくなり、それを皆さんにお伝えしたいなと思えてきます。
ですからこのブログを続けていることも身体の変化を感じる証明になるのかなと書きながら思いました。

皆様も意識することで身体が変化していく不思議さ、楽しさを実感して頂けたら嬉しいです。


本日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
そして改めまして今年もどうぞよろしくお願い致します。

あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。
何かわからないことがありましたら、お気軽にご相談ください

 



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毎年新年の挨拶として神社へのお参りは私のルーティーンです
(本文とは関係ありません)