イメージで重心を下げる

こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。

東京は暑さがようやく落ち着きをみせて少しは過ごしやすくなってきました。
私は休みの日でも身体を動かしたいので外に出て必ずお散歩しているのですがお散歩だけですと少し味気ないので、毎回何かしら目的を定めるようにしています。
例えば美術館を見に行くなど、しっかりした目的もありですが、特に目的が思いつかない場合はウィンドウショッピングといいますか、何かを買いに行くという態を作って散歩を楽しみます。

ここがミソなのですが、あくまでも「態」なので「何か欲しいものを見つける」という目的が達成できたら、買った態を心に持って実際には買わずにそのまま家に引き返します。
それでは物足りない、という場合は手に持つところまでは許可します(笑)
もちろんお財布に余裕があれば買ってもいいですけどね。

こんな風にお散歩+妄想ショッピングをして時々楽しんでいます。

ただ体を動かすための散歩ももちろん素晴らしいのですが、このようにプラスアルファの目的や遊びを取り入れることで、より人生の楽しみの幅が広がっていく気がしています。
皆様もよろしければ、こんな
シュールな遊びをしてみませんか?

さて、本日のお話に入っていきましょう。

前回の記事を実践していただくことによって身体の構造を理解することで意識をより深いところに持っていくことができたのではないでしょうか。
筋肉の構造自体は目視では表面しか見えていませんが、身体を掌で触ったり動かしたりして、より筋肉の構造を頭に記憶させていきましょう。

この何気ない行動をするかしないかで身体を動かすパフォーマンス力に差が出ます。
最初はその差を感じられなくても、一ヶ月後、一年後と時間の積み重ねによって大きく差がついていきますので手間とは思わずにしっかり行っていただきたいです。

それでは本日のテーマ「イメージで重心を下げる」を行っていきましょう。

まず丹田に意識を置く前に以前の記事『身体の使い方の基(もと)』でお伝えした身体を球体としてイメージすることを思い出して下さい。
ここでは丹田、足、背中の意識を使って球体を意識したイメージを持って頂きました。

この三つの意識は身体を球体で考えた時、軸になる部分です。
しかし今日はこの軸の意識ではなく、身体の周りを囲っている球体の部分に着目して下さい。

ここで問題です。

Q.球体は重力に対してどこに負荷が掛かっていますでしょうか?

A.床の面に対して点で球体を支えています。

点で床を支えているわけですからどちらの方向にでも動き出せる状態です。

この状態こそが今日の大切なポイントになります。
この床面を点で支えている状態を足でも再現できれば身体を球体のように使っていると言えるでしょう。

ではこの状態をどうやって作り出すかです。

それはこれまでに意識してきた丹田の意識から始めます。

そこから前回の記事のように身体の構造を理解することで、より丹田の意識を高めます。
それはすなわち腸腰筋をしっかりと使って床を踏む状態を作り出すことです。

ここまでの意識が出来上がると床をしっかりと掴んだ感覚が生まれているのですが、今日は更にもう一歩踏み込みます。
これもイメージが大切なのですが、踵の一点に丹田の重心が重なりその意識が踵に落ちていくイメージです。

実際には床に円をイメージしてその中心に丹田の意識を落としていくのですが、ここでイメージのヒントです。



※画像はイメージを立ち方で表現しています。

踵立ちするようにして立つイメージを持つのが一番近いです。
イメージしにくい方は実際に一度踵立ちしてみましょう。

踵の一点に丹田を載せるようにすると、ふらつかずに立つことができたのではないでしょうか。
実践することでその身体の使い方の感覚を覚え、最終的には意識やイメージで再現します。


この感覚が備わってくると、重心が更に引き下げられた感覚を体感出来るようになり、
立っている時だけでなく寝転んだ時など、どんな身体のポジションでもイメージができるようになっていきます。
是非実践し、ご自身で体感してみて下さい。


本日も最後まで読んでくださってありがとうございます。

意識やイメージをしやすくするためには、まず身体をリラックスさせることが大切です。
身体の力みは感覚を鈍らせるのでその点に注意して試してみて下さい。

あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。



 
本日の癒やし画像



帰り道ふと目に入る月に癒されます。