正しい姿勢

こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。

※通っている歯医者さんで誕生日が来るとプレゼントしてもらえる歯ブラシ

体調が悪いとなれば病院へ行き、歯が痛むと歯医者に行く等、何か疾患があった場合対処療法が一般的ですが、具合が悪くなる前の未病(病気に至っていないものの健康な状態から離れつつある状態)の段階で受診する「健康診断」という身体の正確な状態を知るための健診とケアには二種類あります。

地元岡山に住んでた二十歳頃までは基本対処療法しかして来なかった私ですが、東京に住んでからの28年間歯の定期検診は欠かさず行くようになりました。
多分二十歳の頃歯の矯正をほぼ自腹で行ったことと、当時良くしてくれた歯医者さんのおかげなのだと思います。

そのため虫歯になっている歯は0本、と言いたいところではあるのですが、残念ながらそれは難しく、これまで片手で数えられる程度の本数の治療はありますが神経を取るほどの治療がなく済んでいるのは、やはり定期検診のおかげと感じています。

先日歯の治療に行ってきたのですが、今回は歯の詰め物の表面がそろそろざらついてきたので交換しましょうとなりました。
このケースは今までに無かったことで、これがまさに歯の治療でいうところの未病対策に繋がると感じました。

現在通っている歯医者さんでは、歯の磨き方もしっかりと指導してくれるので自分のセルフケアの至らなさを今回改めて実感してきました。
そして少しショックでもありました。

前回から今回までの3ヶ月の対策としては毛色の違う歯ブラシを3本使い、その時々に応じて歯ブラシを変えました。
それでもダメだったんです。
歯のセルフケアは難しいものだと改めて実感しました。


私は整体師として普段から常に身体のケアについて考え、身体に投影させ反復しています。
要は朝起きてから寝るまでの時間ですが、それと比較すると歯磨きする時間はせいぜい1回5分程度です。
食後1日3回磨いてもトータル15分しか歯のことを考えていません。

かける時間の差も歴然なのですから歯ブラシでのケアが行き届かないのも当たり前ですし、歯医者さんのケアの仕方とは差が出てしまうのもうなづける、と妙に納得してしまいました。
今後も歯について自分なりのセルフケアも頑張っていきますが、基本的には歯医者さんに委ねてしまうこと間違いなしです(笑)

さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここからは本日のテーマ『正しい姿勢』についてお届けしていきます!



私の基本的な正しい姿勢の考え方はシンプルです。
まずは重力に抗うことなく自然体でその場に立っていることです。

「立っている」という表現も限定しすぎているかもしれません。
大地の上に身体が「ある」という状態です。

この身体が「ある」という状態は、「力を抜く」と「意識をする」を身体の中で成立させている状態を指します。
以前からお話させて頂いている丹田への意識や背中の作り方等は、身体に「ある」という状態を作りたいが為という訳です。

ですが大抵の場合、特に整体の時を例に挙げてみるのですが整体を始める前に患者様に「まずは立った姿勢を正面から見せて下さい。」とお伝えすると、特に姿勢を気にしている方は、逆に余計な力を入れて力んで立っているように見受けられます。

もちろん姿勢を誰かに見てもらうということを普段からしている訳ではないでしょうから、変に意識してしまい力が入ってしまうのも分かります。
歯医者さんで「それでは口を開けて下さい」という時に状況が似ているかもしれません。
私はそんな時、いつも所在ない手をなるべく力が入らないように握っています(汗)

身体を使うために今までポイントをお伝えしてきましたが、この時に必要なポイントは二つです。

①丹田を意識する
丹田の位置をイメージして地上に対して置いてあげるイメージです。
丹田を意識することで自然とお腹で呼吸をしますが、呼吸をお腹で”意識的に”しようとしてはいけません。

②背中の力を抜くように意識し、その重みが丹田の意識の方へ流れていくようにする
先程、①で意識的にお腹で呼吸をしないようにとお伝えしたのは、その呼吸を意識してしまうことで背中に力が入ってしまう可能性があるからです。

この二つのことを身体の中で成立させてあげられれば、それがあなたにとっての正しい姿勢です。
「私はストレートネックと診断されました。」と姿勢を相談される方がいらっしゃいますが、姿勢を正そうとしすぎて背中や首に力が入り、逆にストレートネックを助長する姿勢に見える方が殆どです。

基本的に人間の背骨は整理湾曲といって自然と湾曲があるものなのです。
それなのに姿勢を正すため無理な力を入れるあまり、その湾曲を矯正してストレートにしてしまっているだけなのです。

先ほどポイントとしてお伝えしたように、正しい姿勢とは力を入れて背骨をまっすぐにすることではなく、二つの意識を身体に存在させてあげることです。
そしてその意識の中で身体は自然と深い呼吸になっていることでしょう。

この深い呼吸とは、ここでは一定のリズムで止めない、身体の中を自由に駆け抜けている存在と思って下さい。
例えば息を止めるとか呼吸のリズムを変えるとなるとそれは身体に力を入れていることになるからです。


本日のテーマ『正しい姿勢』は以上になります。



冒頭で触れた歯を磨くことと姿勢を正すことはセルフケアとしては、ある一定の基準に達するには客観的な視点も大切だと感じました。
虫歯になりたくないからセルフケアをするのですが、どうしても自分の感覚だけで歯を磨いてしまい、鏡で目視したり歯の周りを舌でざらつきの確認をしたりといった細やかなチェックは時間に余裕が持てなくて簡単に済ませてしまうこともあります。
そんな些細な積み重ねが少しずつ正しい方向から、自分でも気付かないうちに違った方向に向かわせてしまっている訳です。

セルフケアとは、如何に自分の身体を意識してあげるかが重要であると同時に、時には方向を見直すための客観的な診断も必要だということです。


あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。
何か分からないことがありましたら、お気軽にご相談ください。



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