ややトレ⑨-身体に梁を立てる-

こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。

毎日暑い日が続いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
休みの日はお出かけしたい派の私も、さすがに今年のような暑さでは少し躊躇います。

昨年は熱中症による死傷者数が1000人を超えていたそうです。
それぐらい熱中症というのも軽視できない時代になってきました。
無自覚のうちに熱中症になってしまう「隠れ熱中症」という場合もありますので、今は大丈夫、まだ大丈夫、私は大丈夫と思わず常に小まめに水分補給をしていきましょう。


さて、本日は久しぶりの「ややトレ」です。
最近のように、猛暑でなかなか外に出にくい状況でもお家に居ながらできるトレーニングを私なりに考えました。

トレーニングの方法はいつでもシンプルです。
気軽に実践していきましょう。

まずは丹田と下半身の意識はこちらのバックナンバー『スプリットステップと丹田の意識』を、上半身は『身体に梁を立てる』を参考にしてみて下さい。
常日頃から身体の使い方のトレーニングとしてもっとシンプルな動きにできないかなと模索しておりましたが、遂に答えに辿り着きました。
本日これからご紹介するややトレがその答えになります。

一番良いトレーニングは「歩くこと」です。

まずは丹田を中心とし、意識的に丹田の力を抜いて身体の重みを感じることから始めましょう。そしてその重みを足に伝えていきます。

その足で地面を踏みしめたら、今度は出しやすい方の足を前に出しましょう。

足が前に出る時は極力肩の力を抜いて、上半身は丹田に預ける気持ちです。
決して前に進もうとする気持ちが先走りすぎて上半身を前に突っ込まないようにしましょう。

上半身は常に下半身の上にあるように身体の維持に意識を持って行きましょう。

肩の力が抜けていると自然と腕は振れます。
身体の中の位置エネルギーを表すのであれば8の字が適しているように思います。
少しスマートな8です。




足で床を蹴るエネルギーを上半身がどう受け止めるかが重要です。
ただ上半身をだらっと遊ばせておいては、せっかく足で生み出してくれたエネルギーを「前に進む」という推進力に生かしきれません。

この時に大切なのが背中です。
背中をリラックスさせ、足で生み出されたエネルギーを受け止め丹田に置いてあげるような意識を持ちましょう。
こちらの動きが丁度8の字の上の部分になります。

8の字の下の部分はかなりスマートですが、位置エネルギーは循環して使うという考え方を持ってもらえると良いでしょう。

ここからが本題のトレーニングです。

家に居ながらできるトレーニングで一番良いトレーニングは「歩くこと」とお伝えしている訳ですから、察しがついている方もいらっしゃるでしょう。

そうです!
足踏みをすることです。

ですがただ足踏みをするだけでは効果は薄いです。
先ほどの歩く時のポイントを踏まえつつ、足踏みのトレーニングには更にポイントがあります。

それは「手を振る時に後ろを意識するようにする」ということです。




これは『呼吸のヒント-丹田②-』でご紹介した肩を開くイメージを、この足踏みの時にも持って貰うためです。
それによって結果的に背中を意識することにも繋がり、先ほどお話しした8の字の上の部分の位置エネルギーを担ってくれることになります。

これがただ手を振るだけになってしまうと、背中の意識が少し薄れてしまっているように感じます。
本当にちょっとした意識の違いではあるのですが、ポイントを押さえることによって身体への効果をより感じながらトレーニングして頂けると思います。


本日のテーマ『ややトレ⑨-身体に梁を立てる-』は以上になります。



手と足の筋肉は離れているようで実は中では繋がっています。
トレーニングをする際に手と足は関係性が無いだろうと思って繋がりに意識を置かずに片方だけトレーニングをしてしまうと、身体は連動を忘れてサボるようになります。
また、日常生活の動きが単調だと身体は動き方を忘れます。

そして「頑張る筋肉」と「頑張らない筋肉」
この差が大きくなり過ぎた時、身体は不調になります。

四十肩、坐骨神経痛、ばね指等。

病院のご厄介になった時「加齢ですね」と言われないためにも自分の身体と向き合い、意識してセルフケアで予防に努めていきましょう。


あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。
何か分からないことがありましたら、お気軽にご相談ください。


本日の癒し画像




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