転ばぬ先の理論

こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。

私最近、悩んでいます。
美味しいコーヒーを淹れられないことに・・・。

正確には以前「私の考える適度な運動」でご紹介したCHIHYE COFFEE(チヘコーヒー)の味を再現したいのですがなかなか思うように出来ないのです。
お店で買った同じ豆を使っているのに何故か同じ味が出せません。



以前UCC珈琲が主催するコーヒーを淹れる講習会に参加した経験もあるこの私がなぜなのでしょう。

講習会ではこのように教わりました。

ペーパーをドリップする前に湯煎し、まず粉を蒸らした状態にしてから熱湯を注ぎます。
そして注ぐ時は、「の」の字を書くようにして淹れています。

注意点としてはこれくらいでしょうか。

ブログの筆の進み具合は、美味しいコーヒーを淹れられるかどうかにかかっているのですから必死です(笑)

さて、他にも注意することはあるのだろうかと調べていたそんな時目にしたのが、淹れる時間と量に関する記事でした。

私は愛用のカップのここら辺という極めて曖昧な目分量で淹れていたので、時間や量に対してあまり意識を向けていませんでしが、そこに書かれていた内容によれば、秤を使い230gの熱湯を使って約2分で淹れるのが目安なのだそうです。

更に細やかに書かれたルールは以下のようなものでした。

蒸らしの段階で35gに対して30秒掛け、残り1分30秒で195gを注ぎます。
次に30秒で40gを注ぎ、1分で80g、1分半で135g、2分で195gを淹れます。

美味しいコーヒーを淹れるためにはこんなにも規則性のある淹れ方を意識する必要があるのかと驚きました。
そもそも淹れる量を守っていればおのずと時間は同じになると思っていましたし。

この経験から気づきを得て、身体の使い方でも確かに同じことが言えると思ったのです。
再現性を求めるには、同じ手順で同じことを繰り返し意識しながら感覚を呼び起こしていく作業が必要になるということです。

本日の序章は以上です(笑)

それではここからは本日のテーマ『転ばぬ先の理論』にいってみましょう!



今回のテーマにしようと思ったのにはきっかけがありました。

それはYouTubeで声優の三木眞一郎さんがインタビューを読んだ時のことです。
息子さんが同じ声優を職業としていることにあたり、何かアドバイスをしていますかの問いに「転ばぬ先の杖、というのは転んだことのない人に渡しても邪魔なだけ」と答えていました。
転んだ経験も成長に繋がるということで敢えてアドバイスはしないのだそうです。

深い!
仕事に関してはまさしくそうだと思います。

ですが身体を使うことに関しては、転ばぬ先に知っておいても良い部分もあるとも思ったのです。

例えば「レッシュ・プロジェクト」の代表であり、身体運動理論「レッシュ理論」の提唱者 廣戸聡一さんが提唱する4スタンス理論です。
廣戸さんは書籍の中で身体を使う上で重心の使い方の個人差を4つのスタンスに分類し、それぞれの分類に適した異なるトレーニングやコンディショニングを行うことでパフォーマンスの向上や怪我の予防ができると言っています。

自分の使い易い重心によって身体の意識する方向(筋肉の方向)が変わるので、自分がどの分類に当てはまるかは事前に知っておいた方が結果的に身体を傷めなくて済むということです。

重心の位置によって身体の関節と機構は機能的に決まっています。
身体は丹田を中心にバランスを取るので自ずとそういう答えが法則として導き出されてしまうのです。
ですので運動をされる方が、身体を機能的に優位に使うためにも4スタンス理論はおすすめです。
4スタンス理論のより詳しい内容については廣戸さんの書籍や動画でチェックしてみてください。


私がお伝えしたい理論は運動よりも、立つことや歩くといった日常的に必要な動きについての理論になります。

立ち方の理論的なことは以前の記事「観念からの解放(立ち方)」でもご紹介したのですが、理論というより身体に一定の動きをさせることで身体の機能を呼び起こし、そこから感覚的に落とし込む作業をして、動きを向上させるというものです。

身体の使い方は、仕事とは違い自分の思い込みで使っていくといつの間にか身体を傷めてしまい手術をしなければ立っていられないぐらいの痛みを引き起こす可能性があります。
仕事の場合、一見ネガティブな体験も経験値として自分の糧になってくれますが、身体の場合は疲弊するばかりでマイナスに作用することが多いように思います。
感覚的に使いこなせてしまっていることもあるかもしれませんが、人の身体は鍛えなければ筋肉は年に1%ずつ衰えていると言われています。

年を重ねれば重ねるほど身体を維持するのは難しいと言えます。
ですから身体の使い方を理解していた方が生活する上で大切な転ばぬ先の杖の役割になると感じてしまうのです。

きっと整体師という職業につかなければこんな気持ちが湧くことはなかったように思います。
健康な身体でいるための理論があるとするならば、「身体の使い方を知って意識すること」に尽きます。


本日のテーマ『転ばぬ先の理論』は以上になります。



最近アップしている記事は、身体を動かすことよりも読み物としての話題を多く書いていますがいかがでしょうか。
次回は歩き方の記事を書く予定です。

記事を書くにあたりまして
自分の身体の使い方の感覚と文章に起こした時の整合性を持たせるためのテーマになったり
患者様と接したことで感じたテーマになったりとなかなかテーマ的にバランスの良い記事をアップ出来ていないかなと感じてもいますが、こういったバランスもまた自分らしさかなと思う次第です。

これからもテーマに囚われ過ぎず身体の使いやすさをモットーに鋭意執筆していきます。


あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。
何か分からないことがありましたら、お気軽にご相談ください。



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