呼吸のヒント -下肢-
こんにちは
パーソナルケア アイン代表の畠山です。
前回の『呼吸のヒント 肩と丹田③』はいかがだったでしょうか。
腕の使い方や横からのお腹の使い方で少しずつ自分の体の使い方はわかってきたでしょうか。
今までのヒントを基に自分の体のことを理解することが自分に合った呼吸を見つけることになりますので頑張って下さいね。
『呼吸のヒント-下肢-』の実践
さあ!今回は『呼吸のヒント-下肢-』を実践していきましょう。準備はいいですか?
今回は体を使っていくのですが、いつもよりイメージが大切になってきます。
そうイメージです。
以前『呼吸のヒント 丹田①』でお伝えしたお腹を意識した呼吸は覚えていますか?
まずこの呼吸の意識はどのヒントでも共通で行って欲しい意識なのです。
意外と忘れがちになりますので気をつけて下さいね。
そして今回の下肢の話に入りますが、下肢って体のどこの部位だかお分かりでしょうか?
そうです。脚です。
大腿部
下腿
足
を合わせて下肢と呼びます。
最近ストレッチの本とかが多く出版されていますので、覚えておくと便利ですね。
さあこの下肢に息を入れましょう。
『?』がでた人は正解です。
下肢には息は入りません。
前にもお話ししましたが、息は肺にしか入りません。
先ほどイメージが大切といったのはここなのです。
確かに息は肺にしか入らないのですが、息が脚にも入るとイメージするのです。
そうすることで不思議なことに体は変化をするのです。
これでは説明が不十分ですね。
体に息を入れることで血流も良くなります。
そうすると細胞の間の血管の血流も良くなるので細胞同士に隙間が生まれます。
それが息が入ってるというイメージの正体なのです。
ですがこのイメージを丁寧にしていかないと血流を良くして息が脚に入るというイメージはつきにくいかもしれません。
このイメージは体の広がりだったり、筋肉の緩みのイメージと同等だと思います。
それではまずお腹に息を入れるところからやっていきましょう。
このイメージはもう掴めましたでしょうか。
肩に力が入らず、お腹が動くことです。
このお腹のイメージをお腹の延長線上で脚に息を入れるイメージにもっていきます。
脚はお腹ほど動かないのでイメージがしづらいですよね。
そこでとっておきの方法をお伝えします。
まずは立った方がイメージしやすいので立って下さい。
そしてそこから少しスクワットをするように膝を曲げます。
これは筋トレではないので脚に負担をかける必要はありません。
どちらかといえば動いていること自体がお腹で呼吸する動きと同じと思ってもらえるといいでしょうか。
そして曲げた脚を感じたらそれを蹴るようにして脚を伸ばします。
この時伸ばすのと同時に息を吐くようにして下さい。
さあまた膝を曲げます。
ここ重要です。
以前の『呼吸のヒント 丹田①』で伝えた息が入ってくるです。
膝を曲げたときに息を吸うのではなく入ってくるイメージです。
そして息が入ってくるときは極力『鼻』から息を入れて下さい。
さあ、3回ぐらい膝を曲げて呼吸の動きと連動させてみて下さい。
できましたでしょうか。
そうしたら今度は仰向けに寝て下さい。
爪先は天井を向いている状態です。
今度は蹴る床がありません。
イメージを働かせて下さい。
蹴るイメージで呼吸を吐きましょう。
お腹の意識は忘れずに。
吐き切ったら少しお腹で意識して息を止めます。
肩に力が入らないように。
3秒ぐらい待ったら、息を吸います。
入ってくるイメージですよ。
そしてまた蹴るようにイメージして息を吐きます。
どうでしょうか?
イメージはついてきてますでしょうか。
イメージがつきにくい場合は今一度『呼吸のヒント 丹田①』のお腹の意識から始めて、そこから脚への連動と繰り返して行ってみて下さい。
この呼吸法が掴めてくると今までより深い呼吸を意識することができて、普段の立っている時などの呼吸が楽に感じているはずです。
「あれ?なんだか喋りやすいかも」と感じることが出来れば、今回のヒントで教えることは終了です。
いかがだったでしょうか。
今回は『呼吸のヒント-下肢-』を伝えさせて頂きました。
これを見てくださった方が一人でも多く身体が楽になることを願っています。
ゆっくり一歩ずつ自分の身体を知っていきましょう。
わからないことがありましたらお気軽にご相談ください。