呼吸のヒント -丹田④-

こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。

さて前回の『取り組み方のヒント③ -心技体-』はいかがだったでしょうか。
「思うこと」の大切さは皆さん感じてることだとは思いますが、
色々なことで忙しすぎると何かをしながらの行動が多くなってしまって「思うこと」が少し薄れてしまっている時もあると思います。

そんな時、原点に立ち返るためにも「思うこと」をやってみて下さい。
そうすることでその行動のクオリティーは必ず向上していきます。
時間の短縮にも繋がります。
「思うこと」での新しい発見が必ずあるので実践してみて下さいね。

今日は『呼吸のヒント -丹田④-』のお話をしていきたいと思います。

「蹲踞風」の姿勢による丹田の意識の実践

丹田を意識する目的は身体を100%しっかりと使い切ることにあります。

この丹田を意識するか、しないかによってどれくらい身体が使える割合が変わるのか
私が整体を行う際に感じたことを基に数字で表すと
全体の持ってる力を10として丹田を意識していない人はおよそ7割程度しか使えていない感じがします。

ちなみに、この丹田の意識をして施術をするようになってから患者様から今までよりも格段にいい評価をいただけているようになり、その効果に私自身驚きました。
これからも丹田の意識をもっと精査して良い整体を皆様にお届けいたします。

それではその意識の概要を今回「丹田④」としてお伝えしていきます。

皆様『蹲踞(そんきょ)』はご存知でしょうか?

私は高校の時剣道の授業があったのでなんとなくは知っていましたが
試合前に取る姿勢という印象しかありませんでした。

調べてみると古くから伝わる日本の身体文化の一つであるとのこと。
剣道の他、相撲の立ち合いの際に目にする方も多いのではないでしょうか。

今回はこの『蹲踞』によく似た下の画像の姿勢を『蹲踞風』と称して
丹田を意識するための実践法をご紹介していきます。

スタンダードな蹲踞の姿勢との違いは膝をついている点です。



丹田の意識をするのに一番わかりやすいのがこの蹲踞風の姿勢です。
蹲踞風の姿勢をとった時お腹の位置と足と手の位置が、丁度丹田に意識を持っていきやすい場所であるため身体に力が入りやすいのです。



蹲踞風の型は足の角度や手の型も重要になってきます。
足の角度はあまり開かない方が丹田を意識しやすいです。
手は薬指と親指をくっつけます。

これは軽く触れる程度で力まないようにしましょう。
この手の形は手に力が入りすぎずお腹に力が入りやすいのでお勧めです。

さあ、これで蹲踞風の型を学びました。
ですが日常生活においてこの姿勢をとり続けるわけにもいきませんよね。

そこで重要になってくるのが前回伝えた「思うこと」意識することなのです。
もっと無機質に言い換えてもいいと思っています。
「意識を集中する」が一番的確な表現かもしれません。

そして蹲踞風の姿勢で気づいたのが、丹田の意識の他にプラスして
手首と足首にも丹田の意識と同じような意識が必要となってくるということです。

この五つの箇所を意識をすることで初めて丹田が使えるようになります。



さあ、この五つの意識から丹田に集める意識と一緒に呼吸を繋げてみて下さい。
意識の後に呼吸がついてくる感じです。

ここで焦りは禁物です。
筋肉は動いてないように感じますが、意識は確実に動いています。

この意識をするしないで深い筋肉を使うのか、浅い筋肉を使うのか、という差が生まれてくるのです。
呼吸の長さは関係なく何度も意識と呼吸を繋げるイメージを繰り返して下さい。

そうすることで必ず呼吸は深くなります。

是非この差をこのブログを読んだ皆様に感じて欲しいと思っています。
これで『呼吸のヒント -丹田④-』の実践は終了です。
お疲れ様でした。

本日は最後まで読んでくださってありがとうございます。
あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。


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