重心を操る
こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。
前回の『丹田に委ねる』はいかがでしたでしょうか。
丹田の底辺部分が床を触っているような感覚を感じることはできましたでしょうか。
この感覚を”筋肉がどう動いているか”という観点で分かりやすくお伝えすると、腸腰筋を使って腹圧をかけ横隔膜を下げているという状態です。
私も身体を開いて確認したわけではないのでこれも感覚としての表現にはなってしまうのですが、この説明が一番ピタリとはまります。
このように筋肉を動かすことによって身体の重心を安定させる効果が生まれ、最初に述べた床を触っている感覚を得られるようになります。
ここで私は身体を楽に使うための方法を考え始め一つの答えを導き出しました。
今日はそんな「身体を使うための考え方」のお話を進めていきますのでどうぞ最後までお付き合い下さい。
まず最初に結論からお伝えしますと
「重心を操る」ことができれば身体を楽に使うことができます。
これまでのブログのテーマ「丹田の意識」「足を使って支える」そして前回の「丹田に委ねる」では全部重心を操るための身体への意識や使い方をお伝えしてきました。
それらを身体に体現すると導き出される身体を楽に使うための答えは重心なのです。
そう、皆様も昔中学校の物理の授業で習ったことがある「重心」です。
やじろべえで言えば釣り合いが取れている場所であり、人の身体にもそれが存在します。
ですがそれは目で見て確認することは出来ませんし、厄介なことに重心というのはどこか一箇所の筋肉を固めると微妙にズレていってしまうという特性があるのです。
身体に不調をきたす時必ず痛い部分は固まっているものですが、その前に別の箇所でも筋肉が固まってしまいそこが引き金になって痛い部分を固めてしまっている場合もあります。
一般的な筋肉の凝りから生まれる痛みはそういう身体の使い方が要因で痛みを引き起こしていることが殆どです。
つまり重心を上手く操ることができれば身体のバランスを崩すこともなく身体の不調を感じずに生活することができるということです。
身体に痛い部分が出てきたら湿布を貼ったり、ストレッチをしたりしてケアを行うと思いますが、丹田に意識を置くだけでも立派なセルフケアになります。
そしてプラスアルファとして下半身と上半身への意識や使い方でセルフケアがよりグレードアップしていきます。
この状態から筋トレやストレッチをすれば更に完璧なセルフケアになります。
これまでの内容をまとめますと、重心を上手に操るには
①丹田の意識
②足を使って丹田の意識を高める
③上半身を使って丹田の意識を安定させる
この三点が重要になります。
まずは意識を持つことだけでもセルフケアには有効ですので焦らず丹田の意識を持って普段の生活に生かしていきましょう。
意識することにより感じ方に変化があればその意識は必ず効果となって身体に現れますので、是非とも継続してその身体の変化を楽しみながらステップアップしていって下さい。
詳しい方法はそれぞれ「丹田の意識」「足を使って支える」「丹田に委ねる」の記事を読んで実践して下さいね。
今回の『重心を操る』は以上になります。
重心を操ることが出来れば身体の使い方が変化して今までは力任せに行っていたことがバランス良く楽に行えるようになるはずです。
これは自分の筋力がアップしたわけではなく元々自分の持っていた力を上手に使えるようになっただけなのです。
是非ともその体験を味わって頂きたいです。
本日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。
何かわからないことがありましたら、お気軽にご相談ください。
本日の癒やし画像
坂本龍馬が大志を抱いた景色なのかもと思いを馳せるだけでワクワクします(高知の海にて)