丹田の意識と呼吸
こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。
そろそろゴールデンウィークですが、もうご予定はお決まりでしょうか?
まだまだコロナが収まりを見せない時期ですので行動を起こすとまではいかない方も多いかもしれませんね。
私も他県へお出かけしたい気持ちを抑えて、どこか近場を散策しようかなと思っていますが、
これだけではイマイチ心の充電が足りない感じがしています。
そこで、そんな私から皆様へゴールデンウィークの過ごし方の提案です!
おうち時間でセルフケアを行い「自己免疫力」を高めてみるのはいかがでしょうか。
今回は「呼吸」にフォーカスして自己免疫力を高める内容をお届けしたいと思います。
よろしければ是非参考にしてみて下さい。
と、その前により今回の内容を分かりやすくするために前回のブログのおさらいをしていきましょう。
前回のおさらい
家を建てるためには設計図が必要です。
何故なら無計画に建ててしまったらバランスの悪い家が出来上がってしまうからです。
同様にバランス良く身体を使うためにも、その設計図にあたる指標となるものが必要になります。
それが前回の『身体の使い方の「基(もと)」』です。
身体を上手く使いこなすためには「丹田」「下半身」「上半身」と意識するポイントを押さえるのが大切です。
慣れない場合は、まずは丹田の意識だけでも始めてみましょう。
一つ目の意識、丹田
丹田の意識は文字通り、丹田を意識することです。
ポイントはいかに力を抜いて意識をそこに置くことができるかです。
特に呼吸のことは考えず意識だけをそこに集中してみて下さい。
難しい場合は手を丹田に当てて意識してみましょう。
この時、逆に呼吸が乱れたりする方がいるかもしれません。
それは普段から必要以上に手や腕、肩に余計な力が入っていて、その力みから肩甲骨を無意識に挙げてしまっているからです。
そんな方にはオススメの解消法をご紹介します。
▼step1
先ずは床に仰向けに寝て下さい。
その状態から腕をゆっくりと挙げていきましょう。
▼step2
胸の前を通って頭の方へ挙げていきます。
凝りが強い方は腕が途中で挙げられなくなります。
▼step3
挙げられるところまでいったら、そこで丹田を意識しながら呼吸を整えてみましょう。
15秒程度行います。
これを5セット繰り返します。
この動きを繰り返した後、丹田の意識を改めて行うとやりやすさを実感できると思います。
二つ目の意識、足(下半身)
以前『呼吸のヒント-丹田④-』でお伝えした「蹲踞風」の姿勢、あるいは力士が行う四股を踏むようなポーズで床を踏み、床から伝わった感覚を足から受け止め丹田へと繋げるようにします。
この感覚が備わると、結果として腸腰筋の筋肉を使って丹田への意識をより高めることができます。
三つ目の意識、背中(上半身)
先程お伝えした動作で肩を動かし易くなっているので、今度は肩の重みを背中を通して丹田の方へと意識的に預けてみましょう。
丹田が肩甲骨を支えているイメージです。
以上3つの意識を総合して行うと
床を足で踏むことによって得た力が丹田に集まり、その集まった力を上半身が制御(サポート)している状態になります。
呼吸で「自己免疫力」を高めましょう
さて、前回のおさらいが長くなりましたが、おさらいの内容を踏まえた上で本日のテーマである呼吸についてお話を進めていきましょう。
自己免疫力を高める方法はズバリ「3つの意識と呼吸を合わせる」という方法です。
ここまでの身体の使い方が習得出来ていれば意識に呼吸を合わせるのは簡単であり、方法も実にシンプルです。
その方法とは「ほ」を発音するようにして息を吐く、というだけのものです。
ただ「ほ」の音は結果として出ているだけで、大切なのは足と背中を意識しながら丹田の意識を高めることです。
この形に行き着いた時、ふと昔見た映像が思い返されました。
生前俳優の千葉真一さんが呼吸法としてだったでしょうか、「コー」と言いながら手を前に出していた映像です。
ですがその動きも、動きそのものが主導権を握ってはいけません。
これはあくまで型であり、呼吸法を行った結果としてこの型になっているだけと理解した方がいいでしょう。
つまり型を真似したからといって本質の呼吸は出来るようにはならないということです。
ですから私は敢えて手の動きはしません。
ただ息の流れといいますか、力の流れは丹田から前に向かって押し出されるイメージを持ちます。
意識を丹田に溜めるのも一つの方法ですが、力を大きくしていくには止めるだけではなく身体の中に流れを持たせることが重要になってくるのです。
この呼吸を5セット繰り返してみましょう。
どうでしょうか?
力がお腹から前へ出ていますでしょうか?
感じられない場合は、足と背中の意識を見直していきましょう。
今回お伝えしたい内容は以上になります。
いかがだったでしょうか。
本日は3つの意識から呼吸に繋げ、さらに丹田への意識の高め方をお伝えしました。
身体は意識の仕方や力の使い方一つで使い易くなります。
逆に、ちょっとした力みや外的緊張が加わることで意識していた身体の使い方が崩れ、呼吸が乱れ、不調をきたしてしまうこともあります。
それぐらい身体は繊細に反応します。
試しながら身体の理解を深め、自分に合ったセルフケアで自己免疫力を高めていきましょう。
本日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。
何かわからないことがありましたら、お気軽にご相談ください。
本日の癒やし画像
昔母親と一緒に見た桜の陰影を思い出させてくれる風景に出会いました。