お腹で呼吸してみませんか?
こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。
まだ梅雨入り前にも関わらず雨が多く、心身ともにスキッとしない日が続いていますね。
このような状況では外出も腰が重くなりがちです。
そんな時にはお腹に息を通すようにして身体を内側からリフレッシュして一日を始めていきましょう。
さて、今回のテーマはこの”お腹に息を通す”にも関連がある「お腹で呼吸してみませんか?」です。
今回はタイトルをどう付けようか少し悩みました。
例えば「腹式呼吸してみませんか?」というタイトルですと少し専門的な印象になり常にお腹を使って呼吸しなければという堅苦しいイメージが強くなりそうな気がしたので、それよりももっと気軽に始めてもらいたいという思いを込めてより親しみやすさを感じてもらえるタイトルにしてみました。
それでは、本日は気軽に楽しみながら実践していきましょう!
リラックスして始めるために、まずは床に仰向けの状態になりましょう。
できれば手を広げられるぐらいの場所がベストです。
お腹で呼吸を始める前に手の平を上にして横に広げましょう。
その状態で1分。
身体を床に預けるようにして頭の中は空っぽにして何も考えないようにします。
この1分が終わった状態でも既に十分身体はリラックスしていると思いますが、その状態に少しだけ呼吸の意識を混ぜていきます。
下の画像のように、手はお腹の上に軽く置いて足は膝を立てるようにして足の裏を床に付けます。
この状態からゆっくりと丹田を中心にして息を吐いていきます。
息を吐き切ったら、今度は鼻から息を吸います。
これを5回繰り返しましょう。
この段階でそのまま眠ってしまえる方は身体が十分にリラックスできている証拠です。
ここまでで今回の「お腹で呼吸してみませんか?」はお終いになります。
より深く理解したい方へ
ここからは、もう少し丹田の意識を高めたい方や呼吸をもう少し深くしたい方へ向けたお話になります。
丹田の意識を高めることと呼吸の深さや長さにはとても深い関連性があります。
丹田の意識を高め、深く長く呼吸するという状態を実現出来ていれば、結果として身体を内側から使えていることにもなります。
その身体の内側とは丹田のことを差すのですが、ここには単に”力が入っている”というよりも、身体全体の使い方が上手くいって”結果的にお腹に力が入っている”という方が正しい表現と言えます。
その相関関係のカギはこれまでの記事でも触れていた足の使い方と上半身の使い方にあるのですが、今日は特に足の使い方についてフォーカスしていきます。
先程床に寝た状態で足の裏を床に付けて呼吸してもらいましたが、お腹を使うことは足への意識無くしては成り立ちません。
仮にお腹だけの意識で進めて行くと徐々に腹直筋(腹筋)が先行して使われるようになり、そのまま続けても深い呼吸へと繋げられなくなることで、次第に大胸筋まで沢山使わなくてはならなくなり、結果として呼吸は腹式呼吸ではなく胸式呼吸になってしまいます。
胸式呼吸では中々深い呼吸を目指すのは難しいでしょう。
このように、お腹を使った呼吸をするためには連動して足を使うことが必要になるのですが、その使い方のイメージは”足全体を最初から使う”というのではなく”内側から使っていく”というイメージです。
昔私がボイストレーニングに通っていた頃先生から「足にも息を通しましょう」と言われたことがありました。
その当時は足に息を通すとはどういうことなのか分からないまま自分なりにイメージしながら身体を使ってみるものの、いつもこれという確信が持てないままトレーニングしていました。
今思えば”足に息を通す”というのは今回のこの足の内側から使うイメージのことなのだと思います。
もちろん実際にお腹や足に息が通るわけではないのですが、意識を繋げて足の裏を使う感覚が宿ってくると、足に1の力が加わるだけでお腹を使っている感覚が芽生えるのです。(この1の感覚は過去の記事『緊張と緩和』を参考にしてみて下さい。)
完全な脱力では身体に力を漲らせることは難しく、この1の力が使えるということが意識という力が芽生えている証なのだと感じています。
毎回寝ながらこのような一連の感覚を呼び覚ますのは難しいと思うので、いつでも簡単にできる呼び覚まし方をご紹介します。
まず、手の平を壁に付けるようにして立った状態になります。
これだけです。
感覚が備わってくると、この動作だけで十分呼び覚ませるようになります。
今回は以上になります。
いかがだったでしょうか。
私自身考えることが趣味のようなものですので色々考えすぎて頭でっかちになった時には
「それだけではいけません」
とシフトチェンジするようにしています。
そんな発想から今回は気軽に始められて、毎日続けられることをテーマに書き上げました。
後半は付け合わせ程度に読んで頂きお腹で呼吸することを楽しみながら行って頂ければと思います。
本日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。
何かわからないことがありましたら、お気軽にご相談ください。
本日の癒やし画像
爽やかな空に映える青々とした木々に見惚れてしまいます。