身体の使い方のまとめとセルフケアのコツ

こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。

12月25日はクリスマスでしたね。

クリスマスにはサンタさんからのプレゼントやチキン等を連想するのが一般的だと思うのですが、私にとって最もクリスマスを思わせるものはケーキとシャンメリーです。


特にシャンメリーは欠かせません。
ハッキリ言って1年の中で唯一この日にしか飲まないんですが、クリスマスにシャンメリーを飲むことが慣例になっているのは私だけでしょうか(笑)

ほぼ毎日視聴しているYouTube「けいじチャンネル」さんのライブ配信でも私と同じようにシャンメリーを飲んでいたことで勝手に親近感を持ってしまいました。

そしてもう一つの私の慣例として「クリスマスまでに年賀状を仕上げる」というものがあります。
そんなに数は多くないのですが、東京に出てきてから知り合った方とやり取りを続けて、長い方でそろそろ30年が経とうとしています。

年賀状を書きながら今年もあと幾日もないのだなと染み染みと感じつつ、この方は今は何しているのかなとか、年賀状のコメントを見返しながらその方の今を想像することが楽しみの一つでもあります。


皆様は年末をいかがお過ごしでしょうか?

さて、本日は年末の締め括りとして、今までにご紹介した身体の使い方のまとめと身体のケアのコツをお伝えします。
それでは本日のテーマ『身体の使い方のまとめとセルフケアのコツ』にいってみましょう。


私は常々「意識」という言葉を使いますが、この意識の中にも二つのパターンがあります。
一つはその場に意識を置いて脱力をするパターン。
そしてもう一つは、筋肉の動きをイメージしながら身体を動かす動的な状態で脱力するパターンです。

「意識」はそもそも脱力する事、重力を感じてそのまま重力のかかる方向に身体を預ける事です。
「丹田の意識」とはそういう事です。
これが最初の「その場に意識を置いて脱力するパターン」です。

もう一つは『呼吸のヒント -丹田⑤-』でご紹介した蹲踞風の姿勢の足の状態での脱力です。
筋肉の方向性を意識して脱力します。
大切なのは床を蹴ること、反発することを極力避け、筋肉の動きを意識しての脱力です。
どちらかといえばストレッチされているイメージの方が近いです。

ポイントは足の裏側を柔らかく使うことです。
両足の裏の大きさに納まる半円のものがあるとイメージして足裏を柔らかく使います。
そしてこの意識を持ったまま立った状態でも出来るようにします。

それともう一つの筋肉の動きをイメージするところは『身体に梁を立てる』で紹介した背中です。
本来はここまでが今までにご紹介した意識のまとめになりますが、今回はそこに二つの要素を加えます。

私が普段お伝えしている「丹田の意識」は気功を参考にご説明するなら下丹田(げたんでん)に当たります。
本日ご紹介したいのは中丹田(ちゅうたんでん)、上丹田(じょうたんでん)です。
気功ではこの二つの丹田も意識されているようです。
この二つの意識も踏まえて身体を使う方が、より身体を上手く支えられると最近感じています。

「意識」は脱力と身体の預け方が全てと言っても過言では無く、力を入れ始めると身体はバランスを失い始め不調をきたすことになるのです。
力を使う時は必ずお腹を意識してそこから使うようにする方が理に適っていて、筋力や体力の消耗を最小限にしてくれる効果があります。

一番分かりやすいのが「声」を出すことです。
声は重力に対して足の裏側から地面を感じて、身体を預けられている感覚があれば出せるでしょう。
声を出す時は、脱力と上丹田に位置する頭部の位置が重要です。
足の裏で支えている支点を目掛けて、頭部の位置が重力方向(下)に身体を預けられてないと頭を支える身体の部分、特に首や上半身に力が入ってしまうので声が出しにくくなってしまいます。
ですから声を出す時に、自然と姿勢を正す格好を取る事は理に適っているのです。

声を出すメカニズムについてはまた改めて別の機会にお伝えしますが、身体の意識をする事と身体の位置関係は身体を扱う上でとても重要な関係にあるので、今回は少し声の話にも触れてみました。

話を上丹田と中丹田に戻します。
ここの意識は下丹田の意識が出来ていればその意識の上に載せていくイメージを持つことが大切です。
決して身体に力を入れて身体を支えようとしてはいけません。
身体を支えるにはもちろん筋力も大切なのですが、まずは骨格が身体を支えているわけですから、筋肉は補助的に使うと思っておくと良いでしょう。

そして身体のケアにとってこの意識がとても大切でして、筋肉を使って身体を御するのではなく、身体の脱力や位置関係を考えながらストレッチやトレーニングをすることがとても重要なのです。

それでは、身体の脱力や位置関係が大切な事が分かって頂けたところで身体のケアをしていきましょう。
最近古武術がブームにもなっているので皆様も聞いたことがあるかもしれませんが、スワイショウという動きをまずはしていきます。

動作はとてもシンプルで、まずは足を拳一個分の幅ぐらいに開いて立ちます。
その状態から身体を右と左と交互に45°ぐらいを目処に回旋するようにしながら身体を振っていきます。
腕は脱力します。

イメージとして、でんでん太鼓を身体に見立てて身体を動かします。

この時に大切なのは丹田の意識と腕の脱力と、下丹田と上丹田の位置です。
頭部を下丹田にしっかり預けるようにしながら床にも自重を預けます。

足に力が入っていると上半身を上手く振れないので気をつけましょう。
ここまでの身体の状態が出来たら、これにもう一つアレンジを加えます。

身体の使い方は変わりませんが、床に仰向けに寝ます。
足は膝立てにして足の裏は床面に付けます。
スワイショウの時のように上半身は振らず、膝立てをしている足の方を右、左と倒していきます。
この動きはどちらかといえばストレッチに近いです。

身体は背中が床についているので重力は背中の方に向かっていますが丹田の意識は背中に預けすぎるというよりは空間を意識した方がいいでしょう。
意識が背中の方に行きすぎると腹部に力が入ってしまい、伸ばしたいところが伸ばせないからです。

難しいのは足裏と下丹田と上丹田の意識でしょう。
足裏の意識と上丹田の意識を保ちながら膝をゆっくりと右、左に倒していきます。
股関節の内側が伸びているイメージが出来ていたら成功です。

この動きが出来てもお腹に力が入ってしまうと外側の筋肉、大転子周りの筋肉(臀部)やハムストリング筋(太腿裏)の方が伸ばされているイメージが強いかもしれません。
焦らずチャレンジしてみて下さいね。


本日のテーマ「身体の使い方のまとめとセルフケアのコツ」は以上になります。

身体は意識と脱力の仕方で伸ばせる部分や身体の支える部分、力の使い方が変わってきます。
身体の内側は、脱力をする事で上手く使えるようになり自分の潜在的な力を引き出してくれるのです。


他にも身体を内側から使うことのメリットは多数あります。

・筋力や体力の消耗を極力抑えてくれる
・内臓が動かされ、腸内を活発に動かしてくれて免疫力や基礎体温を上げてくれる効果がある
・便通が良くなる

このようなメリットがこれから年齢を重ねていくうえでとても重要なポイントになってきます。

人間は年齢の上昇に反比例して筋力は低下していきます。
トレーニングも大切ですが、極力消耗させないように身体を使う事も重要な要素になりますので、是非とも本日お伝えした内容を健康管理の一つとして取り入れてみて下さい。




最後に、年末のご挨拶をさせていただきます。

今年も一年大変お世話になりました。
皆様にとって来年も良い年になりますよう心から願っております。


あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。
何か分からないことがありましたら、お気軽にご相談ください。


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特別感を感じる朝