身体の時間よ止まれ

こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。

私は人生を充実させるための日課としてアニメを見ているのですが、最近その中に気になる内容がありました。
それは、高校生が各地にキャンプに行くという内容の『ゆるキャン』というアニメで、主人公の志摩リン(以降リン)が他のキャンパーから淹れて貰った珈琲を「苦い」と感じたエピソードです。



他のキャンパー達は二十歳を過ぎていて珈琲はいつも当
たり前のようにブラックで飲んでいたので、リンにもついついブラックのまま渡してしまったのです。

「年を取ると苦味に鈍感になってブラック珈琲を美味しく感じるようになる」と男性キャンパーが説明し、それを聞いた女性キャンパーが急に抗うようにミルクや砂糖を入れる様は面白かったのですが、私も味覚の衰えには抗いたいと思いました。
私としてはミルクや砂糖を入れて抗いたいのではなく別の方法はないものかと模索したくなりました。

そんな訳で今回は『身体の時間よ止まれ』というアンチエイジングなテーマでお話ししていきます。
少し大人気ない発想でしょうか?(笑)


まず最初に味覚のことを少し調べてみました。
舌の表面には味蕾(みらい)という、味を感知する機関が存在しており、それが口腔内におよそ8000個あると言われています。
そして年齢を重ねていくとその味蕾の数が減少して味を感じにくくさせているそうです。

だから大人になるとピーマンやゴーヤ等の苦味を感じにくくなり美味しいと感じるようになると書かれていましたが、私はピーマンなどの苦味のある野菜も小学生の頃から嫌うことなく普通に食べていました。

何故なのかと思い返せば、子供の頃に母が「身体に良い食べ物成分表」のようなものを作って台所の壁に掲示してくれており、その中にピーマンや人参等を書いてくれたことで「苦いけれど、身体に良い食べ物なのだからちゃんと食べた方が良いな」とすんなり認識出来ていたのだと思います。
(最近このように思い出の一端が蘇るたびに、母の偉大さに改めて気づかされ一層感謝を深めています。)

このように正しい知識を得て認識、意識することでその味覚を受け入れられるようになるということもあるのではないでしょうか。
そのような訳で私は、珈琲も苦いと感じつつも香りと合わせて美味しいと感じて飲んでいます。

余談ですが、皆さんは茶色と白の珈琲フィルターにどのような違いがあるかご存知でしょうか?
私は茶色のフィルターで淹れた珈琲がとても飲みづらく、何故かと調べてみたところ茶色の方は漂白されていないタイプのもので、紙の臭いが残っているということを知りました。
それによりせっかくの珈琲の良い香りが紙の臭いに邪魔されてしまうらしいのです。
それを知って以来、ちゃんと漂白された白いフィルターで珈琲を淹れています。

フィルターで淹れた珈琲が美味しく感じられない方はフィルターのタイプが原因かもしれませんので、白いフィルターで淹れることをお勧めします。


さて、年齢を重ねるごとに味蕾等の数が減ることで味覚の衰えを感じてしまうことはあるかもしれませんが、意識の仕方や身体の使い方で老化の進行のスピードを変化させることは可能だと感じています。

それでは老化をどのように遅らせるか?

老化は身体を酸化させることで進行します。
その酸化を促進する行為を減らすことができれば老化を遅らせることに繋がる訳です。

まず要因の一つとして上げられるのはストレスです。
日々の暮らしの中でストレスを感じない社会はないでしょう。
ストレスは外的要因もあれば内的要因もあり、対処法も人それぞれです。

このストレスを感じにくくする方法として身体作りはとても大切で、食事や運動で軽減されることもあるでしょう。
ですが食事はバランスを間違えると塩分や糖分の取りすぎで身体に負担を掛けることもあります。
そして運動は、やり過ぎると怪我の恐れや乳酸を溜め過ぎることもあり、適度に調整する難しさもあります。

そこで、私が提案したいのは『深い呼吸』を目指すことです。

人は1日に2万〜2万5000回呼吸をしていると言われています。
この呼吸の回数を減らすことは出来なくても呼吸の質を変えることは出来るのです。

人は呼吸をするだけで身体が酸化してしまいます。
しかもその呼吸の仕方で酸化の度合いが変わり、日々のストレスはまさにその呼吸の質にも左右されます。

ではその深い呼吸をするためにはどうしたらいいかですが、まずは自分自身がどういう身体かを知る必要があります。

身体が緊張し易い方は『お腹で呼吸してみませんか?』でご紹介した身体の使い方から始めてみると良いでしょう。
身体の使い方が苦手と思っている方は『身体の使い方の基(もと)』で紹介した身体の使い方の考え方から入ってみることをオススメします。
深い呼吸は既にバッチリな方はそれを強化するための身体の使い方『丹田の意識と呼吸』で一層の身体の使い方を深めてみましょう。

自分に合った身体を老化させない方法は見つかったでしょうか。

身体は意識を傾ければ傾けるほどそれに応えてくれるとても素直な性質がある反面、傾けないとそっぽを向いてしまい、いつの間にか悲鳴を上げていることがあります。
年齢を重ねてそう感じることが多くなった方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

それを例えば「加齢によるものです」と一言で片付けられてしまったらなんとも切ないですよね。
ですから日常的に自分で出来ることから少しずつ積み重ねていって、無理せず身体の時間を止めていきましょう。

本日のテーマは以上になります。



イチローさんの言葉でなるほどと納得してしまう言葉があります。

「努力せずに何かできるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうじゃない。
努力した結果、何かができるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうだと思う。
人が僕のことを、努力もせずに打てるんだと思うなら、それは間違いです。」

この言葉で私は積み重ねることの大切さを感じています。

あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。
何か分からないことがありましたら、お気軽にご相談ください。


本日の癒し画像



この存在感