イメージトレーニングのその先

こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。

普段から野球を見るのが好きな私は、最近贔屓にしている阪神タイガースを中心に試合結果を見て楽しんでいるのですが、例え試合結果が残念な時でも、プレイステーション4の「実況パワフルプロ野球」で阪神タイガースをプレイして試合に勝って、何とか気持ちを盛り上げるようにしています。

しかしそういった場合でも余りにボロ勝ちしても面白くないので、必ずコンピューターの強さは最強に設定して戦うのが私のポリシーです。
いい試合内容で勝てた時はそれで満足するのですが、自分のミスではなく、ゲームの設定上投手のコントロールのレベルが低い場合に頻繁に悪送球(自分の思った通りのところに投げられない)でど真ん中に投げてしまい、その場合十中八九、ホームランを打たれます(笑)
大概それでも勝ててしまうのですが、その結果では満足できずに結局改めてプレイすることになります。

こういった行為はゲームであるから許されますが、昨今では国際大会のスポーツの公式戦でも疑問に思える行為が目立つようになってきています。
これでは選手達はもちろん、見ている観客も納得がいかないですね。

大会のために計り知れないほどの時間を費やし、様々な困難を乗り越えて選ばれた選手が真剣勝負する晴れの舞台です。
参加するすべての人がスポーツマンシップを胸に戦い、それぞれが納得できる結果が得られることを心から願います。

本日は、そんなアスリート達も行っているイメージトレーニングに焦点を当てたお話です。
それでは本日のテーマ『イメージトレーニングのその先』に行ってみましょう!


このブログを始める前の私にとってイメージトレーニングは、何だか敷居が高いトレーニング方法だという印象でした。
一般向けではなく、一部のトップアスリート達や能力を高めあった意識の高い人達のためのハイレベルな領域のトレーニングであると。

ですが私が今までにお話してきた「意識」はこのイメージトレーニングの一部です。
実際に筋肉を鍛えるために走ったり身体に重い負荷を掛けたりすることが所謂トレーニングなので、ここまで読み進めて頂いた方でしたらご理解いただけるのではないでしょうか。

意識は筋肉と違い実際に動かしている感じがしないので感覚としては分かりづらいかもしれませんが、そもそもその「感じる」という行為自体が既にイメージトレーニングなのです。

ただアスリート達が行っているイメージトレーニングは、今まで行ってきたトレーニングを頭に思い浮かべ、そのトレーニングをあたかも実際に身体を動かして運動しているかのようにイメージすることなので、私の言う意識とは似て非なる部分もあると感じるでしょう。

ですが皆様よくよく考えてみて下さい。
私がこれまでブログでお伝えさせて頂いた動きをすることで丹田は常に「意識の領域」なんです。

これをイメージトレーニングと言わずして何と言うでしょう。
そう考えれば、イメージトレーニングの敷居が低くなったような気持ちになりませんか?

私はその「意識する」ということをイメージトレーニングの一環と捉えるようになってからどこにいても何をしていてもトレーニングすることは可能だと考えられるようになりました。
つまり汗をかいて身体を動かすトレーニングもイメージトレーニングも同じように効果が得られるのではないかということです。

実際の研究結果としてこういったものがあります。
ピアノを弾いた経験がない被験者を対象に、

A:5日間 毎日2時間練習するグループ
B:5日間 毎日2時間イメージトレーニングするグループ
C:5日間何もしないグループ

以上の3グループに分けて技術向上の結果を集計したところ、BのイメージトレーニングだけをしていたグループもAの
実際にピアノを弾いて練習していたグループの3日分に相当する技術の向上がみられたようです。

もちろんCの
何もしていないグループと比較すれば向上するのも納得ですが、イメージトレーニングだけでも確実に結果が出ていることからも、頭の中でイメージし考えること自体が身体を動かすことに近い成果を得られると言える訳です。
しかし今後も同じようにイメージトレーニングのみでは、この3日分以上の成果は得られないという研究結果が出ています。

つまり、何より効果的なのは実際に身体を使ったトレーニングを毎日反復する中でイメージトレーニングを行うことなのです。
アスリート達も普段の運動の繰り返しがあってこそイメージトレーニングが生きてくる訳です。

ですからこのブログの内容を頭の中だけで完結させていたら丹田の意識は手に入らないということです。
必ず身体を一度動かし、5分でも10分でもいいので同じことを反復しましょう。
その経験が蓄積されることで、初めて4日目以降のイメージトレーニングの効果が現れてくることでしょう。

私がお伝えしたいのはイメージトレーニングの「その先」です。
常に頭の中に身体の動きがインプットされていれば、普段の何気ない行動や何かを聴いた時の「気付き」に繋がると考えます。
それはトレーニングに限らずあらゆる分野の「発想」や「ひらめき」のゾーンへと自分を引き上げてくれるのではないでしょうか。

発想やひらめきはそんなにポンポンとは生み出せるものではないでしょうが、登ってみた事もない山の頂きがイメージできないように、経験した人にしか分からない景色や感動というものがあるのだと思います。

本日の「イメージトレーニングのその先」は以上になります。

今回のお話は既に反復行動している人にとっては薄味なお話だったかもしれません。
人それぞれ違った経験をしているので見える景色は違うと思いますが、積み重ねた経験の量よりも自分を理解し、ひとつひとつの経験を大切にすることの方がイメージトレーニングに生かせるでしょう。
1日1日を大切にしながら自分なりのトレーニング方法を見つけて下さい。

(おまけ)

※週刊ジャンプに連載していたバレーボール漫画「ハイキュー!!」のキャラクター影山と日向

この写真は私の大好きな作品です。
作品の登場人物たちが現在開催されているパリオリンピックの舞台で活躍しているのを想像し、姿を重ねながら観戦するのもある意味イメージトレーニングなのかもしれません(笑)

あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。
何か分からないことがありましたら、お気軽にご相談ください。


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