股関節から身体を折る

こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。



この時期になると必ず足を運ぶ場所があります。
それは田無神社です。

年末年始の行事としてお参りはしているのですが、少し参拝時期を外して混雑を避けたタイミングで伺うようにしています。
こちらには龍神様が祀られていて、知人に紹介してもらってからは自身の干支にちなんで毎年参拝しております。
この「訪れる」という行為が、私の生活リズムを整えるのにちょうど良いのです。

参拝終わりに、古民家風キッチンカー「風薫る」さんの珈琲をいただけるのも、ここを訪れたい理由の一つです。
参拝がメインのはずなのに、こんな気持ちでいては神様に怒られてしまいますね(笑)

さて、ここからは本日のテーマ股関節から身体を折るです。
それではいってみましょう!



神社には心身を清め、新たな気持ちを持つために参拝しますが、同時に身体の中に新しい「気」を取り込みたいという願いも込めています。
その中で、ご祈祷を受ける際の太鼓の音を身体全体で感じることも、大切にしたい時間の一つです。

初めて田無神社を訪れた時のことです。ご祈祷で頭を少し下げた際、それまで感じたことのないような身体の安定感に驚いたことがありました。
普段はそこまで厳かな環境に身を置くことがないからこそ、その時は集中して身体を意識できたのでしょう。
そこから、身体を傾ける等試行錯誤して「理想の身体の置きどころ」を模索する旅がスタートしたように思います。

それまでは、丹田や身体の部位を鍛える等、少なからず力を込めることが身体を呼び起こすためのスイッチだと思っていたのです。
しかし、この経験を通じて、身体を意識するには「力み」よりも「イメージや感覚」を先行させることの方が重要だと実感しました。

その時に得た感覚は、その日眠るまでは最高に心地よい状態で続きます。
ですが、翌朝起きるとその感覚が再現できないのです。

これは身体を使っている方には「あるある」なお話ではないでしょうか。
単に身体を傾けるだけでは再現できず、その時は何が足りないのか全く分かりませんでした。
これは声の仕事をしていた時も同様で、一度掴んだはずの感覚が同じようにしているつもりでも再現できなくなる現象が起きてしまうのです。
そこで大切になってくるのが、以前記事にした「身体の置きどころ」でもご紹介した「下半身の使い方」です。

ただし、今回は筋力でコントロールしようとするのではなく、意識や感覚のレベルで捉えてください。
動かそうとしたり力を込めたりするのではなく、その部位に対して「意識」を向け、その場に重みを「預ける」ことが重要なのです。

どちらかといえば、瞑想のように身体をまず落ち着かせることが大切です。
この「預ける感覚」が下半身に宿っていないと、いくら身体を傾けても身体は思い通りには動いてくれません。

例えるなら、無理に力を込める動作は「氷の上に立っている」ような不安定な状態です。
しっかりした大地に立ちたいのであれば、身体を今の場所に置いてあげることが必要です。

人は動く時に必ず足を使います。
足を使わなければ、目的の場所に近づけないからです。
ですが、この足の使い方こそが、身体をその場に落ち着かせるために極めて重要な役割を担っているのです。

歩くためのヒントは「歩くは力の源」を参考にしていただくとして、ここでは「股関節の重要性」についてお伝えします。

大切なのは、股関節を柔らかく使うことです。
例えば、椅子から立ち上がる時や座っている時、仙骨(骨盤の中央にある三角形の骨)がどのような状態にあるかで、股関節を柔軟に使えているかどうかが分かります。
動作の最中に骨盤が後ろ側に倒れている(後傾している)状態だと、股関節を柔らかく使えているとは言えません。

ここで一つ、チェックをしてみましょう。
まず正座をして、手の付け根(親指側)を股関節に沿わせるように太ももに置きます。
目線は前を向いたまま、ゆっくりと上半身を前に傾けてください。

お腹で手を挟み込むようにしたとき、手の小指側まで触れられるくらい深く傾けられたなら、股関節が柔らかく使えているといえるでしょう。
仙骨が後傾していると、身体を傾けてもお腹が小指側まで届きません。
(※正座ができない方は、椅子に座ってお試しください。)

お腹で小指側まで触れられなかった方は、股関節を意識的に動かす練習が必要です。
ただし、股関節を大きく動かそうと力むのではなく、「丹田の位置を床に預ける」意識を持つのがおすすめです。
足は力を使って支えて歩くのではなく、身体の重みを感じて骨格の支えで立つ意識が大切なのです。

この意識を持って動くことで、身体は丹田の位置で重心を保てるようになります。
力が先行してしまうと重心が高くなり、地上であっても氷の上で立っているのと同じ不安定な状態を招いてしまうため注意が必要です。

つまり、身体を動かす際に最も大切なのは、正座で体感していただいたような「股関節から身体を折る状態」を意識することです。
この状態を保つことができれば、歩く時や座った時に身体への負担を最小限にできると実感しています。

本日のテーマ『股関節から身体を折る』は以上になります。



これは余談ですが、便座に座る時にこの「股関節を折る」意識と合わせて中丹田(胸の中央あたりの意識)を意識すると、驚くほどお通じがスムーズになることがあります。
この身体の使い方の便利さを実感してしまうあたり、私もいい年齢になってきたなと感じます(笑)

あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した一日になることを切に願っています。
何か分からないことがありましたら、お気軽にご相談ください。


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