呼吸のヒント -丹田⑤-
こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。
前回の『呼吸のヒント-ややトレ⑤-』はいかがだったでしょうか。
「お腹を意識する」ためのトレーニングとして活用していただけると思います。
ゆっくり焦らず力まず行って下さいね。
今日はその「お腹を意識する」ということを今まで「紹介していない方法」でお伝えできればと思っております。
ちなみに今までに紹介させて頂いた方法は以下の通りです。
『呼吸のヒント -丹田①-』呼吸からお腹を意識する方法
『呼吸のヒント -丹田②-』脇を閉じて背骨を一本一本立ててお腹を意識する方法
『呼吸のヒント -肩と丹田③-』合掌でお腹を意識する方法
『呼吸のヒント -丹田④-』蹲踞風からお腹を意識する方法
こちらも身体の感覚としてわかりやすいという方もいらっしゃると思いますので、是非参考にしていただければと思います。
さて今回の「お腹を意識する」ですが
概念として言葉にするなら次のような言葉になります。
『引き合った力が保たれ、その引き合った力が丹田を中心として支え合っている』
下の画像のような感じです。
右に対しても左に対しても同じ力。
その力は無理のない力で引き合っています。
そしてどちらか一方に力が欲しい時、例えば右に力が欲しい時は右だけに力を入れるのではなく、
左の力を「弱める」という作用も働かせる必要があるのです。
この動作を鉄アレイで上腕二頭筋を鍛えようとする時の筋肉に例えてみます。
二頭筋を鍛えようとするとき、鉄アレイを上げることを意識しますよね。
そして普通は二頭筋側を意識します。
ですがこの時、二頭筋の裏面の上腕三頭筋の側を意識するのです。
三頭筋の力が抜けて伸びることで二頭筋が縮み、鉄アレイを上げることができます。
つまり先程の「弱める」作用にあたる筋肉が上腕三頭筋なのです。
野球に例えるならショートで守備をしている川相元選手が左右どっちにボールが来ても反応できる体勢、太腿周りの足の使い方と似ています(笑)
そしてこの「お腹の意識」の中心は体勢の変化で前後左右微妙に位置が動きます。
「私(丹田)はここから一歩も動きません」というものではなく、丹田の意識は常にリセットされ、その中心から意識が常に湧いてくるという感じです。
この「湧いてくる」というイメージを持たないと身体の緊張がリセットされにくく、常に固まった状態になってしまいます。
そういう状態ですと『呼吸のヒント -丹田①-』でお伝えした息が勝手に入ってくるというイメージが掴みにくく、息を吸うという動作を肺がしなければならなくなり、体を固める原因にもなります。
さあ、そういった「お腹を意識する」方法を実践的に
しかも今まで紹介した丹田①から④とは別の方法を3つ紹介します。
「お腹を意識する」ための新しい方法
【その①:丹田の場所を見る】
まずご紹介するのは「丹田の場所を見る」という方法です。
ただ見るだけです。
そして少し時間をかけて待つことをしましょう。
焦りは禁物です。
見ているとだんたんと呼吸がお腹に集まってくるのを感じていただけるのではないでしょうか。
この方法は、かなり効果が高いと実感しています。
ただ、この方法は焦ったり、肩で力んで呼吸をしてしまうとすぐにお腹の意識が抜けてしまうので、うまくいってないと感じたら一番最初の「見る」というところから改めて始めて下さい。
この「ただ見る」という行動はストレッチをするときにも役立ちますよ。
ストレッチしている時に伸ばされている部位を見ることで、より伸びているのを実感できます。
たったそれだけで効果が高まりますから是非試してみて下さい。
【その②:丹田付近のお腹に手を当てる】
次は丹田付近のお腹に手を当てるという方法です。
丹田の位置をイメージしながら触ると効果が高いです。
イメージしないでただ置いているだけだと何も感じないかもしれません。
【その③:丹田を見てお腹に手を当てる】
最後は、丹田を見てお腹に手を当てるという方法です。
この①と②の合わせ技が一番最強かもしれません。
試して実感してみて下さい。
この実感ができたら
『丹田④』の意識や呼吸へとゆっくり繋げていく方法や、
『ややトレ⑤』を実践してみて下さい。
私自身、自分の身体をしっかりと感じて自在にコントロールできるようになったことで、色々なことが楽しいと思えるようになりました。
さあ今回の『呼吸のヒント -丹田⑤-』はいかがだったでしょうか。
「お腹を意識する」ということが日常的に取り入れられると日々の生活の質が向上し、
自然と楽しいと感じられる身体を手に入れられますので是非体感して下さい。
今回の丹田のヒントまでで身体の基礎となることをすべて紹介させていただきました。
今後は、これまでご紹介した意識を使った、私が普段楽しみながら行っているトレーニング方法や、意識を高めるためにやっていること、体験レポートなどを楽しくご紹介していけたらと思っています。
身体を向上させることは、「お腹を意識する」こと、感性を磨くこと、
色々な物を吸収することで鍛えることが出来ると実感しております。
そしてこの週一回のブログの更新も私を育ててくれる、向上させてくれる、大切なものです。
読んで下さる皆さまの健康の助けになることを願いつつ、今後も続けていきたいと思っております。
本日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。
何かわからないことがありましたら、お気軽にご相談ください。