身体を頭が理解する

こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。

近頃「新型コロナウイルスの感染者数は頭打ちになってきた」という記事を目にして少し不思議に思いました。
「頭打ち」という表現は果たして適切なのでしょうか?
これは読者を安心させるための表現なのでしょうが、そもそも全国的に感染者数が高止まりしている状況でのこの表現は誤魔化しのようにも感じられてしまいます。

感染者数を大々的に発表することは、それが功を奏していた時期もありましたが今ではむしろ無暗に不安を煽る要素になってしまっているので、今後の報道のメインとしては重症患者数を上げる方が建設的だと思います。


このような状況ですと外出を控えがちになりますが、私としては密にならない意識や手洗い、うがい、マスクをするなど感染予防をしっかり行えば、むしろ散歩など外に出かけた方が健全さを保てると感じています。
何より身体を動かすことが、免疫力を高めることに繋がります。
最近長時間座った姿勢でいると身体に良くないという雑誌の記事を目にして心の中で大きく頷いてしまいました。

そんな理由もあって私は休みの日は必ずお出かけしています。
ただ、やはり友達との飲み会など人と長時間接することは控えるようにしています。

早く何の気兼ねも無く行動出来る日が再び訪れてほしいですね。
そのためにも、私たちは日常的に免疫力を高めるセルフケアや基本的な感染予防を怠らずに過ごしていきましょう。


さて、
今日は常日頃から言葉にしている「意識」について細かくお伝えします。

皆様は丹田に意識を置く時身体のどのあたりを想像しているでしょうか。
何となく「へその下あたり」としているのでしょうか。

場所はざっくりとしていても構いません。
重要なのは、骨盤の厚みや丹田の意識として欠かすことができない筋肉「腸腰筋(ちょうようきん)」がどこにあって、どのようにその筋肉が動くのかを頭で理解していることです。


もっと分かりやすく例えてみましょう。

皆様は「腰に手を当てて」と言われたらどこを触りますでしょうか。
さあ実際に触ってみましょう。


どうでしょうか?
正解はこちらの画像です。



しかし多くの方は下の画像のように骨盤の「腸骨稜(ちょうこつりょう)」より少し下の位置の、骨で言うところの「大転子」の上の方を触っているのではないでしょうか。

https://personalcareain.com/wp-content/uploads/2022/08/1.jpg

本来「腰の位置」とは最初の画像の腸骨稜の位置になります。
数値で表せば10㎝程度の違いですが、このちょっとした事をきちんと理解したうえで実践することによって身体はそれに応えてくれるのです。

音楽家(声楽家)の世界ではこれを「ボディマッピング」と呼んで、声を出す時の身体の使い方として必要なルーティンを構築しているようです。
声を出す時は身体の意識をもっと繊細に扱わないと色々な声を出せないと私は考えています。

私が普段から意識としているところから更に身体の意識を重ねる必要があるのではないでしょうか。
そんな意識も今後は解剖していければと思っています。


話は少し逸れましたが、続いて丹田の意識に必要な腸腰筋は骨のどこからどこまでに付着しているか解りますでしょうか。

腸腰筋は腰椎のところから大腿骨の粗面に付着しています。
「足を上げて前に進む」という動作の時に、本来は股関節の意識も重要で特にこの腸腰筋の股関節をしっかりと曲げる働きが重要なのですが、この腸腰筋というインナーマッスルはアウターマッスル(特に足の前腿の筋肉四頭筋)が先行して頑張ってしまうとなぜか「働かなくてもいいよね」とサボってしまう性質があり、それによりいつの間にか足の筋肉だけで足を上げてしまっていることがあります。

特に腰が常日頃から辛いと感じている方はこの股関節を使うための腸腰筋が機能しておらず足の筋肉だけが頑張っている方が多いように感じています。

そういう状態が続くと次に頑張ってしまうのが腰の筋肉「腰方形筋(ようほうへいきん)」です。
本来、腸腰筋がきちんと働いていればしっかりとした腹圧が生まれるので、腰方形筋や脊柱の「棘筋(きょくきん)」はそこまで頑張らなくてもいいのですが、アウターマッスルが先行した結果頑張ることになってしまい色々な良くない症状が出てきてしまいます。

身体の根幹になる丹田の意識は、身体の大きさや構造を理解した上での動きをきちんと頭の中にイメージすることで結果に結びつくのです。

是非この機会に自分自身の身体のことを理解して意識してみて下さい。
必ず身体は応えてくれます。


今後は身体の構造を理解した上で丹田の意識の高め方や重心の下げ方、上半身の使い方を紹介していきますので楽しみにしていて下さい。

本日も最後まで読んでくださってありがとうございます。

身体は自分の意識の仕方一つで変化していきます。
しかもそのイメージがプラスかマイナスによって良くもなり悪くもなったりします。

もしもマイナスなイメージが強くなった場合は一呼吸おいて、自分に優しくなって下さいね。
それだけでプラスのイメージが湧いてくるはずです。

あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。

 



本日の癒やし画像


本日の癒し画像 観覧車からの風景

横浜を一望するため観覧車へ(ちょっと怖かったです‥)