呼吸のヒント -まとめ-
こんにちは
パーソナルケア アイン代表の畠山です。
前回の『ストレッチのヒント-肩と頸-』はいかがだったでしょうか。
肩と頸に関わる筋肉ってとても重要です。
この部位が硬くなると思ったような呼吸ができなくなり呼吸をするためにまた力が入ってしまいます。
ですから何かの合間にストレッチして普段から柔らかさを保っていきましょう。
さあ!今回は『呼吸のヒント -まとめ-』を行っていきます。
今までお伝えしてきたヒントは全部で10個あります。
ですがこんなにたくさんあると、どこから意識したらいいんだろうとお困りの方はいらっしゃいませんか?
そんな方のためにここは絶対に押さえておこう!というポイントになるところや、
まだヒントとしてお伝えし切れなかったことを踏まえてお話しできればと思っています。
準備はいいですか?
それでは行ってみましょう!!
「呼吸のヒント まとめ」のポイント
まず重要なのは①丹田の意識です。
最初のところでお伝えしていたとは思いますが、いろんな部位を意識していると必ず丹田の意識は忘れがちになります。
丹田の意識が抜けると必ず肩や足に力が入ります。
そうなると息の通り道を意識するのが難しくなり、口呼吸になりがちです。
口呼吸をすると顎に力が入り自然と頸にも力が入ります。
そして体を支えようとする部位は、お腹から遠い場所、頭や足の指先、膝や肘の関節部分に力が入りやすくなります。
こうなってくると立ったり座ったりするときに余計なところに力を入れないと姿勢を保てなくなるのです。
要は体を丸めるようになるのです。
背中を丸めたり、顎を突き出したり、足を組んだり、歯を食いしばったりとあまり体にお勧めできないことばかりですね。
そして次に重要なのは先ほども少し触れた②鼻呼吸です。
鼻から吸って口から出す。この流れは基本です。
トレーニングとしてなら口呼吸するのもありですが、基本は鼻呼吸でいきましょう。
その理由は先ほどもお伝えした通り、口や顎に力が入るのを極力防ぐためです。
口や顎や肩に力が入ると呼吸がし辛くなりますから気をつけましょう。
この意識が一番難しいかもしれないですが③肩の力を抜くです。
多分①②は意識をすれば割と簡単にできる意識だと思います。
どちらかといえば力を入れる作業だからです。
ですがあくまでも意識であって力みではないので気をつけて下さいね。
③の難しいところは力を抜く作業だからです。
力を抜くといっても具体的にどうするかですが、皆様口笛は吹けますでしょうか?
口笛は歯の力や舌の力、首の力そして肩の力が抜けていないと意外と吹けないものです。
綺麗に音が出せる人は、呼吸の仕方や声の出し方にそんなに苦労しない人だと考えます。
つまり口笛が吹ける人は、力の入れ方と抜き方を無意識にできている人です。
逆に口笛を練習して吹けるようになった人は後天的に自分がどこに力を入れ、どこの力を抜けばいいのかを研究されたことでしょう。
呼吸の仕方も口笛の鳴らし方も似てるところが多いように考えます。
口笛は口や舌の意識が必要ですが、呼吸の時は口や舌に極力意識はしない方がいいでしょう。
そこの意識を取り払うと、肩の力抜けてることにお気づきでしょうか。
こちらの動作で分かりにくければ以前『呼吸法のヒント -丹田②-』でお伝えした、前屈した状態から上半身を起こしていく、背骨一本一本に載せていく動作を覚えていますでしょうか。
あの一本一本載せていって、肩が開いた時の状態を思い出して下さい。
思い出せないなら今前屈して頂いて体験してみて下さい。
体を起こしきった時の肩のリラックスした感じ、背骨に対して肩から上の部位が乗ってる感じがイメージできていますでしょうか。
この感覚が掴めたなら①丹田の意識を行って呼吸をしてみましょう。
②鼻呼吸も忘れずに。
さあ、肩を抜くイメージはわかりましたでしょうか。
肩を抜くイメージができたらここでお伝えすることは以上になります。
補足というかトレーニングの一環で取り入れて欲しいことが一つあります。
以前、呼吸の始めは「吐くところから」とお伝えしておりましたが、「吸うところから」も始めてみてほしいということです。
お腹を動かす訓練としては吸う動作も大切ですので是非試してみて下さい。
行う時は必ず肩の力は抜いて下さいね。
本日は最後まで読んでくださってありがとうございます。
あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。
何かわからないことがありましたら、お気軽にご相談ください。