リセットの視点
こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。
前回の『お腹を使って座る』はいかがでしたでしょうか。
身体を安定させる(グラグラしない)ということは身体の力を抜くことと身体を内側から使えるようになることです。
特に「身体を内側から使えるようになる」というのは、突き詰めていくと奥が深いです。
物理的には「呼吸や意識を使って身体を扱うということ」
もう一つは「精神状態を安定させること」
これが重要で一番難しいかもしれません。
以前お伝えした「呼吸でリラックス」のように呼吸で精神を安定させるという方法もあるのですが、今日は別の視点でお話していきます。
本日のテーマは『リセットの視点』です。
皆様は気持ちをリセットする方法をお持ちでしょうか?
湯船に浸かったり、音楽を聞いたり、自分にご褒美を買ったり
あるいはファスティングで腸内からリセットしたり、整体を受けたりなど
人それぞれの方法があることでしょう。
このリセットする感覚は普段生活していく中でとても重要なことです。
人は仕事や日々の生活の中で嫌な経験をすると、ストレスを抱えます。
心にゆとりがあればすぐに受け流すことも出来ますが、余裕がないとそのストレスをずっと抱え込んでいってしまいます。
そんな状態ではやりたいことが手につかなくなることもあるのではないでしょうか。
こういう時は「忘れる」ということが重要です。
しかしそうは言っても人はそう簡単にホイッと嫌な出来事を忘れることは出来ませんよね。
私も苦手な方だと思います。
そんな時にはネット検索で解消法を探します。
検索結果をもとに、呼吸を整えてみたり、嫌な出来事を文字に書き出してみたり、お風呂に浸かってみたり
色々と試行錯誤しますがふとした拍子に思い出してしまいます。
こんな風に思い出してしまう人は基本的には真面目で優しい人だと思います。
とりあえず私が真面目で優しい人かは置いておきますが(笑)
思い出すということはそこに自分の思いも生まれ、忘れることがますます難しくなります。
ですがこれを限りなく薄めることは出来るのです。
その方法は何か?
心奪われるものを見つけ、嫌な過去の出来事ではなく、そちらに集中力、思考を費やしていくことです。
これが、私のリセットの視点です。
嫌な思いを再び繰り返したとしてもそちらに引っ張られることなく、別の方向へ集中力や思考を費やすことで、いつの間にか気持ちがリセットされ切り替えがうまくいき、自分の気持ちを前向きな方向へ整えてくれるのです。
最近の私のリセット方法は、この「海のダンス」という切り絵の作品を眺めることです。
今まで切り絵の作品を目にすることはあっても
ここまで集中して観賞することはありませんでした。
眺めていると、まず気持ちが安らぎます。
安らぎの後には、作品の一つ一つの工程の細やかさへの感動が生まれます。
繋がった犬と鯨という構図に絆や物語を感じ、想像の世界がものすごいスピードで広く深く拡がっていくのです。(語彙力なくて残念な表現ですみません。)
技術的なことはよくわからないのですが、細く切り出されたところにどれだけの集中力を注ぎこの作品に挑んでいるのだろうと想像してしまいます。
そういう作品に込められた強い力を感じつつ、全体の構図や色合いから暖かみに触れ、作者がどんな意図でこの作品を仕上げていったのかなどを考えることが私の楽しさ、集中に繋がってくるのです。
このように感じさせてくれるのはこの作品を手掛けた切り絵師yokoさんの思いがたくさん詰まっているからなのかなと思います。
この作品やyokoさんに出会えたことに感謝です。
皆様も何か自分の心奪われるものに触れて心をリセットしてみてはいかがでしょうか。
今回の『リセットの視点』は以上になります。
無理に何かを見つけようとするのではなく、感性に身を任せ出会ったものを見たまま感じたままに触れてみましょう。
そうすれば必ず自分の思いが生まれてくるはずです。
本日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。
何かわからないことがありましたら、お気軽にご相談ください。
本日の癒やし画像
ふと見上げた雲が気になり追いかけました。
構図が見つからず歩いた果てに見つけた不思議なスポットからの一枚。