文武両道 -ルーティーン③-

こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。

前回の『姿勢と丹田、どちらの意識が先?』はいかがでしたでしょうか。

どちらの意識が先か?
その答えに辿り着くためにまずはご自身で、意識することを始めてみて下さい。

それはなぜか?


答えは、進めていくうちにそれぞれが感じることで導き出されるものだからです。
積み重ねてきた環境の違いにより人それぞれ感じ方は違って当然ですので、私が出した答えとあなたが実践して導き出す答えが異なる可能性は十分あります。
そして異なったとしてもそれぞれが「自分にとっての正解」なのです。

自分の正解を導き出し「体が楽に動かせるようになる」という共通のゴールに向かって進んでいきましょう。



それでは、本日のテーマ「文武両道 -ルーティーン③-」に入っていきます。


皆様は「文武両道」という言葉の意味をどう捉えるでしょうか?
勉強と運動の両方が得意な人と捉える方が殆どではないでしょうか。

私も身体のことを深く掘り下げることをしなければそう捉えていたと思います。
本日はそんなお話を交えて、久々の私のルーティーンのお話です。


まず「文武両道」という言葉を調べると
”文事と武事、学芸と武芸、その両道に努め、優れていることを指す語”(「Wikipedia」より)

とあり、元々中国前漢の武帝の時代に、司馬遷によって編纂された中国の歴史書である「史記 ー孔子世家ー」に記載されている故事「文事ある者は必ず武備あり」に由来しています。

更に「文事」の意味について詳しく調べると”学問と文芸などに関する事柄”とあり、イメージしていた学問という範疇だけでなく芸術的な分野も含むことが分かります。
このことから、「文事あるものは必ず武備あり」は「学問や文芸に対して修練を積むことこそが戦の備えに通じる」という解釈になるわけです。

考えや感じ方を習得すること、それは即ち「精神」を鍛えることです。


突き詰めていくと、身体の深いところを正しく意識するには精神的な強さ、揺るぎない精神、ブレない軸を鍛えることが重要になっていきます。
それに必要な道を示してくれているのが本日のテーマ「文武両道」です。


ではその精神を鍛える為に何から始めれば良いか、具体的な方法の一つとしてまずは導入しやすい「書道」をお勧めします。



書道を嗜んだことがある方はすでに筆を持って字を書く感覚は備わっていると思いますので、ピンときた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今日お伝えするのは私が普段ルーティーンとして行っている丹田の意識の仕方です。

まずは過去の記事より『丹田の意識』を参考にして頂き丹田の意識を持つところから始めましょう。
そしてそのイメージを持ちつつ、文字を書いていきます。


ここからが重要です。
肘から手までの部分が 丹田のところから生えているイメージ を持って下さい。

こんな風に言うと驚かれる方もいらっしゃるでしょうが、身体の使い方について既成概念に縛られていては変化は無いと思いますので、まずは騙されたと思ってこの風変わりなイメージトレーニングを続けて行きましょう。

このイメージを持つ時に大切なポイントは肩の力を抜くことです。
この力の抜けた肩が丹田によって支えられている意識が持てるようになってくると手の力が少し軽くなったように感じられるのではないでしょうか。


この手や腕、肩の感覚を普段の生活からも使えるようになると上半身で起こる様々な障害、特に肩こりや頭痛など血行不良が原因で引き起こされる障害は解消されるでしょう。
実際、私も肩こりや頭痛に悩まされることはなくなりました。

一般的な肩こりや頭痛の原因は手や腕の使い方にあると考えています。
デスクワークをされている方は、是非今回の方法を参考にその効果を実感してください。

行うことはとてもシンプルですがこの意識を続けた先には、「身体が楽になる」という恩恵が待っています。

今回の『文武両道- ルーティーン③-』は以上になります。

この実践は毛筆で行うのが最適です。
筆先を身体を使って操るということが、手と丹田とを繋ぐ上で丁度良い鍛錬になります。

難しいようなら筆ペンでも問題ありません。
私も、すぐに取り出して使えるので普段は筆ペンを使用しています。

手の感覚や丹田の意識をもっと鋭くする方法としては、絵を描くことなど文芸を嗜むのが最適と考えていますが、その話はまた別の機会にしたいと思います。


本日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。

何かわからないことがありましたら、お気軽にご相談ください






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暮れかけた空と木のコントラストが好きです。