段ボールピッチングを考察

こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。

今年はまだまだ猛暑が続いていますが、僅かながら夜には秋の気配を感じ始めました。
本日は少し気が早いですが、涼やかな秋の訪れを期待して「スポーツの秋」に因んだお話しから入りましょう。

皆様は、スポーツを観戦するなら何の競技がいいですか?と聞かれたら何と答えますか?
私は野球と答えます。

学生の頃はバスケットボールをしていたので身体を動かすならバスケをしたいと思うのですが、観るとなれば野球です。
野球は昔からテレビ中継を見ることが多かったせいか今でも気になればアプリで試合結果をチェックしたり、YouTubeで実況配信を視聴したりと自分の日常に一番溶け込んでいる感じがしています。

特に今の仕事に携わるようになってからは、身体の動かし方の参考として古田敦也さんの公式YouTubeチャンネル「フルタの方程式」をよく見ています。プロ野球選手はそういうところを意識しながら身体を動かしているのかと、とても参考になります。

そんなことを言いつつも、ただただ楽しく拝見しているだけかもしれませんが(笑)

さて、今回のテーマは少し新しい試みになりますが、先ほどのYouTubeチャンネル「フルタの方程式」の中で山本昌元プロ野球選手(以下山本さんで表記)の投球術についてお話されていた内容を私なりの身体の使い方の解釈でお届けしようと思います。

引用元はこちらの動画です
フルタの方程式【古田敦也公式チャンネル】
●50歳まで現役を続けた男・山本昌 ボール半個を投げ分ける投球術【ピッチャーズバイブル】
https://youtu.be/3axpZ9UM1Po

テーマは『段ボールピッチングを考察』です。
どうぞよろしくお願いします。



それではいってみましょう!!

山本さんは中日ドラゴンズの左投手として変化球スクリューを武器に2015年まで現役生活29年を過ごしました。
プロ野球選手としては最長記録(2023年時点)だそうです。
球速は130キロ台と早い球で三振を取る投手とは違い、緩急と制球力で219勝と積み上げていきました。
近年では200勝以上を上げられる投手はそうはいませんので、この記録はかなり凄いことです。


なぜ山本さんを今回のテーマにしたのかと言いますと、この記録的な長い現役生活を送ることが出来た身体作りは身体の使い方にあるのではないだろうかと考えたからです。
もちろんハードな練習量や投球技術があればこそだとは思うのですが、身体の意識の仕方で身体能力も変化していたのではないかと思いました。

特に印象的なワードが「段ボールが移動する感じ」(動画19:21)というものです。
普通は何のこと?となるかもしれません。
でもこのワードに身体の使い方のヒントが隠されているように感じました。

動画では制球力を強調していましたが、この身体の使い方は身体の軸を意識してその状態のまま体重移動をすることがポイントです。
特に身体を極力平行移動することが特徴なのです。
重心の位置を維持したまま、足の力もなるべく使わず重力に任せた体重移動を行います。

そして一番の特徴は上半身です。
段ボールの中に入ったイメージで、少し腕や肩の位置を意識させて決められたラインからはみ出さないように動きます。
本来はバッターに対して出玉の位置、つまりボールを握った手を見せないように投げるための意識ですが、この意識をすることで背中を良い状態に保てていると考えます。

背中の意識は『背中を作る -③-』を参考にしてみて下さい。

ここで注目したいのは、この「段ボールピッチング」により、無意識的に深い呼吸をするための身体作りが出来ているのではないかということです。

身体を使っていく上でどうしても重力が負荷としてかかってきます。
残念ながら負荷をゼロにすることは出来ませんが、身体を意識的に使うことで、本来持っている力を十分に引き出して健康に保つ手助けをしてくれているのではないでしょうか。


山本さんの選手時代の話の中には、身体に関して他にも色々と工夫されて乗り越えてきたエピソードがたくさんあるので、私が考察した使い方の意識が身体作りの全てを占めているわけではありませんが、こういう考察もあるんだなと参考程度に読んで頂ければ幸いです。

本日のテーマ『段ボールピッチングを考察』は以上になります。

いかがでしたでしょうか。

「深い呼吸」は健康に欠かせない大切な意識のひとつです。
身体の使い方の意識はいつどこでも行っていただけるのが最大の特長ですので、
是非とも自分に合った身体の使い方を見つけて実践してみて下さい。


【考察のおまけ】
少し窮屈に感じるラインを意識し、そこからはみ出させないように身体を使うことで重心位置の安定や背中を柔軟に使うことが出来るようになり、そこから初めて制球力に繋がると思います。

その身体の使い方のまま重心にある位置エネルギーを上半身と連動させて球に伝えることが、結果「球のキレ」に繋がるのではと考えています。
これは検証の前段階なので、試す機会を見つけて今後検証していければと思っています。



本日の癒し画像

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