体重移動と踏む力 -ややトレ⑧-

こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。

年の瀬も押し迫ってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
12月は師走と言うだけあって大変忙しい季節です。私は年内に済ませておきたい仕事や大掃除、その他もろもろのことがやらなければいけないと思いつつもいつの間にか積み上げられて行き・・・それでもつい見て見ぬふりをしてしまうことがあります(笑)

先日もブログを書こうと硬く心に決めたのにも関わらず、2022年サッカーワールドカップ決勝の展開があまりにもドラマチックだったもので思わず最後まで食い入るように見てしまいました。

どちらも”勝ちたい”という闘志剥き出しの気持ちで、36年ぶりの優勝を狙うアルゼンチンが点を取れば、前大会の王者として2連覇を目指すフランスも奮起して点を取り返す、といった同点劇が延長戦まで続き、最後はPK対決へ。

何と言ってもアルゼンチン代表のモンティエル選手が4番目にキッカーとして現れ、決勝点を決め切る精神力の強さは本当に素晴らしく、気持ちの籠もったシュートに見えました。
彼は延長戦の時フランス代表エムバペ選手の放ったシュートを肘に当ててPKを与えました。
そしてそのまま同点ゴールを決められてしまって、ずっと負い目を感じていたと思います。

そんな思いを抱えながら最後の大勝負の場面できっちりと決められるメンタルの強さは本当に「凄い」の一言です。
この決勝ゴールを決めたことで負い目から解放されたに違いありません。


スポーツは選手の卓越した超人的な動きを見るのも醍醐味の一つですが、私としてはその時々の選手の置かれた状況での精神面を推し量りながら観戦すると、楽しさが倍増するように感じます。



大分本筋とは離れた話でしたが、本日のテーマはここから。
『体重移動と踏む力 -ややトレ⑧-』と題してお送りいたします。


まず、踏む力を鍛えるには四股を踏むのが一番手っ取り早いでしょう。
ですが力士のように毎日の稽古で鍛え上げられた身体であれば容易に足も上がりますが、普段そこまで運動をしていない人にとって四股を踏むというのは難しい動きだと思います。

従って、本日はそれに代わる動きを行っていき踏む力を育てていきましょう。

踏む力は身体の奥底に眠る力を引き出すための最大の運動です。
是非とも使い方を身体で理解して動きやすい身体を手に入れましょう。

動きとしてはいつもと一緒で至ってシンプルです。
踏む力に必要なのは体重移動です。
この体重移動の動きを早速行っていきましょう。


本日は二つの動きをしてもらうのですが、一つ目はゴルフのスイングをする時の動作に似ています。



ゴルフのスイングをする時クラブを挙げていく際に右利きの人は右に体重を乗せていきます。
そしてクラブを振り下ろしていく際には体重を左足に乗せていきます。

この体重移動の動きが本日のややトレです。
ややトレの際は腕の動きはしなくて大丈夫ですからね(笑)


●ややトレ⑧の実践 

まずは丹田に意識を持っていきます。
そこからゆっくりと右に体重を乗せていきます。

この時ゆっくりと息を吐いていきましょう。
10秒ぐらいかけてゆっくりと体重を乗せていくのがポイントです。

乗せていく際に、常に丹田の意識を忘れないことと、外くるぶしに力の流れが行ってしまわないようにします。
どちらかと言えば内くるぶしに掛かってくるのですが、厳密に言えば体重は床面の方に意識が持っていけるといいですね。

そういう体重の掛け方をしていくと足裏の内側に身体が乗っているのが分かると思います。
左側は右と対称となるように行っていきます。


この動きを5分ぐらい続けましょう。

回数というよりは時間で区切る方がいいように思います。
と言うのも、この体重移動の動きは日常的にも行われている動きだからです。

それは「歩く」という動作です。
散歩を日常生活の中に取り入れられている人であれば30〜40分程度歩いているのと近いものがあります。

ただこの散歩も漠然と歩いていたのでは、体重移動としての動きの効果は無いので、今お伝えしている動きをしてもらった方が身体の代謝を促すには効果が高いかもしれません。
なぜなら漠然と散歩をしているだけですと重心の位置や体重の掛け方の意識が無いからです。
これでは筋肉も漠然とした動きにしかならず、使われる筋肉も当然ながら漠然としか動きません。

人によっては体重を外側に掛けてしまっているので、そういった方は逆に身体への負担しかないかもしれません。
筋肉は身体全体を均等に使うことで血流を良くし、結果として代謝が上がります。
ただ漠然と筋肉を動かしているだけでは筋肉のバランスが崩れ血行が悪くなり、その結果代謝が落ちてしまうのです。

この少しの掛け違いで代謝が変わるのであれば筋肉を正しく使っていく方が身体にとってはいいのかなと思います。

少し脱線してしまいましたが二つ目の動きです。
体重の掛け方は同じなのですが今度は足のスタンス(足の位置)です。

出し易い足で構いませんので前に出して下さい。
この時なるべく足を一直線上になるように置いて下さい。



それが難しいようであれば、なるべく一直線上に並べられるように並行にして下さい。


多分この前後に足を置く動きをしただけでも身体がグラグラする方もいらっしゃると思います。
そんな方はまず丹田に意識を持って、そのままの状態で5分間キープしましょう。
グラグラしない方は先ほどの一つ目の体重移動と同じことを、この前後の状態で行います。

かなり難しいと思います。

もしもこの動きにも余裕がある方は、出し易くない方の足を前にして体重移動を行っていきましょう。
多分難易度がまた上がるはずです。
それは軸足と利き足を逆にしてしまったことで、本来の軸足が軸足として使えなくなってしまったからです。

逆足でも大丈夫な方は、既に相当な踏む力をお持ちのようです。
そんな方は四股を試して下さい。


ここまで説明してきた体重移動の動きは股関節周りの筋肉、腸腰筋(大腰筋と腸骨筋の総称)を鍛える動きになります。
ここの筋肉達はサボりやすい筋肉になりますので、是非とも意識的に使ってあげて踏ん張る力を身に付け、来年にはより使いやすい新しい身体を手に入れていきましょう。​​​​​​


本日の『体重移動と踏む力 -ややトレ⑧-』は以上になります。

久々のトレーニングで身体が疲れたのではないでしょうか。
自分のペースを理解して少しずつ試してみて下さいね。


さて、早いもので今年もあと少しで終わってしまいますね。

2022年も私の拙いブログをお読みいただきありがとうございました。
不意にご感想を頂けた時には、何とも言えない嬉しさが込み上げてきました。

「読んだよ」という一言だけでも励みになり、その喜びがまたブログを書く原動力に変換されています。
読み手のことを想像すると「良いものを書かなければ」という責任感も生まれたりするのですが、書ける喜びが形を変えて今までとは違う楽しい気持ちが沸き上がる原動力になります。

そんな気持ちを感じられた時つくづく
「色々な方に支えられてここにいられるんだな」と思います。

こうしてブログを書くにあたり力を貸してくださるすべての方に感謝いたします。

今年も一年、大変お世話になりました。
来年も皆様に役立つ情報や、ほっとするような内容をお届けできるよう努めて参りますので、これからもよろしくお願い致します。
日毎に寒さが増してきましたが体調にはくれぐれもお気を付けて、どうぞ良い年をお迎え下さい。



本日の癒やし画像



白む空に陰る木々