合理的結果よりも大切なこと

こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。

先日15日に「今日は苺の日だ」とふと思い立ったのでショートケーキを買いに行きました。
普段何気なく過ごしていると見過ごすことが多いですが、1年365日、毎日何かしら記念日が決められているんですよね。



いつもはあまり意識的にケーキを買うことはなかったのですが、「苺の日だ!」と思ってしまったら無性に食べたくなってしまったのです。
「記念日」に突き動かされる自分というのも新鮮で面白く感じました。

最近はこのように思い立ったら迷わず自分の感性に従うようにしています。
もちろん衝動買いには気を付けていますよ(笑)

さて・・・、デザートの期待に胸躍らせながらご飯の支度をしている途中に事件は起きました。

冷蔵庫を開けて他の食材を手に取ろうとしたその時・・・!
ケーキの箱にうっかり手が当たってしまい、なんという事でしょう・・・床に向かって箱がダイビング!!

・・・結果はご想像の通りです(泣)

箱の中で変わり果てた姿がこちらです。



あぁ、ケーキよ、苺よ、パティシエよ、ごめんなさい。

不幸中の幸いは、箱の中に入っていたおかげで被害は形状の変化のみで済んだため、無事に食べることが出来たという事です。
もちろん、形は変わっても美味しかったです。


本日はその感性に従い
『合理的な結果よりも大切なこと』をテーマにお送りします。
それではいってみましょう!!


私には毎日行うルーティーンの時に大切にしていることがあります。
それは「その一瞬一瞬を感じる」という事です。

日常的なこととして当てはめてしまうと流れで行ってしまいそうですが、それでは折角のルーティーンが台無しです。
日々の積み重ねは只々こなすのではなく、感性を研ぎ澄ませることが必要です。

そして感じる上で大切にしていることが二つあります。

・前回と同じことが出来ているかの確認をしながら行う
・身体の使い方(丹田の意識、下肢の意識、上肢の意識)

体調の変化や気温の変化などによって日々の感じ方も微妙に変化しますが、常に自分の感覚を信じてその瞬間の感覚を大切にしています。


ここで唐突ではありますが皆様に質問です。
トレーニングをするため習い事をするなら皆様はどんな風にそれを進めていきますか?

トレーニングの目的は美容に健康、運動不足の解消など色々ですから進め方もその目的によって様々あるとは思うのですが、本日はこの質問の良い回答に繋がるような、習得する上で参考にしてもらいたい考え方をご紹介していきます。

例えばヨガに行ったとします。
トレーナーに身体の動かし方や意識の持っていき方等、色々なアドバイスを受けると思いますが、実際にその動きをする時そのアドバイスをそのまま自分のトレーニングとして実践していくことだけが正しいのでしょうか。

そのままを真似る事で感覚的に掴める場合もあるでしょうが、実際には身体に対して負荷を掛けすぎていることが殆どのように思います。

それはなぜか?
最初は、自分に筋力や技術が足りてないから、と頑張り過ぎて身体が痛くてもそれが当たり前と思い込みトレーニングを行います。
ですがその頑張り過ぎが少しずつ自分の身体の負担となり、結果として身体を傷めているなと整体師の目線から感じてしまうのです。

何故ならトレーニングの成果としての筋肉痛の緩和のためではなく、オーバーワークにより鍛えるどころか身体を悪くして来院される方を多く見かけるからです。

トレーニングは身体を向上させるために行っているはずなのに、かえって状態を悪くしてしまっては勿体無いなと思うのです。
そのような望まぬ結果を招くのは、教えられた表面的なことをただ真似ているだけで、身体の本来使わなければならない部分を上手く使えていないからだと思います。
時間を掛ければトレーナーのように自在に身体を扱えるようになる可能性もありますが、今の実情はいかがでしょうか。

トレーニング方法が正しく身に付いているのであれば整体を受ける目的は筋肉疲労の改善のみのはずです。
もしも今、筋肉疲労以外のことが身体に起きているのであれば、身体の使い方を見直すチャンスかもしれません。

細胞は3ヶ月を周期に入れ替わると言われています。
今はそのトレーニングを始めて何ヶ月経っていますか?

あなたが受けるアドバイスは、あなたの耳に入るまでに洗練されてきています。
そのアドバイスはトレーナーが今まで培ってきた傾向と対策を踏まえた合理的な答えです。

ですがそれはあくまでも平均的な視点からの話なので、それが自分の成果に繋がるかどうかは自分の身体の使い方次第です。
大切なのは「今の自分」が、どこの筋肉に意識を持っていくことが必要なのかを考え、感じてトレーニングを積み重ねていくことです。
自分の感覚を研ぎ澄ますことに集中しましょう。

【まとめ】
「同じ動きをすること」が正しいのではありません。
その動きは歩むべき過程を踏まえた答えに過ぎないのです。

その時の自分に合わせた歩むべき過程をきちんと確認しながら取り組んでいきましょう。

さて、違った角度からの似たようなお話をもう一つご紹介します。

ハウツーなどの教材で「どうやったら上手くなりますか?」とか「こうやれば上手くなります」等、最短の上達法を知るための質疑応答や教え方をよく見かけます。
早く上達したい質問者や、早く成果をあげてもらいたい発信者の気持ちは理解できますが、そこに示されているのは、その発信者が長年掛けて培った結果です。

それはその方の今の感覚があってこその結果なので、真に見るべきところはその方の感覚が今の自分に呼び起こせるのかどうかなのです。
そのあたりの状況を見極めて、見た目だけの成果に囚われず、一歩ずつ自分の感覚を信じて積み重ねて進んでいってもらえればと思います。


本日のテーマ『合理的な結果よりも大切なこと』は以上になります。



そういえば冒頭で登場した苺についての雑学なのですが、一般的に実だと思われている赤い部分は偽果(ぎか)と呼ばれる部分であり、実では無いそうなのです。
それでは、赤い部分は何かと言うとどうやら茎に当る部分で、なんと表面にあるツブツブの種のような部分が実なのだとか。

それだけでも驚きなのですが、そもそも苺自体が農林水産省の分類によると果物ではなく野菜なのです。
定義の一部として木に生らないものが野菜と分類されるようですが、その中でも苺やメロン、スイカなど一般的に果実と認識されているものを「果実的野菜」と呼ぶのだそうです。

皆様ご存知でしたでしょうか?
ご存知なかった方は、是非覚えて帰ってください(笑)

見かけに騙されず本質をしっかりと見つめて、身体の使い方も向上に繋げていきたいものです。


あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。

何か分からないことがありましたら、お気軽にご相談ください。


本日の癒し画像



月よりも陽が沈むコントラスト