寝姿勢を私なりに考える

「私は旅に出る」
高校生活からいつもの暮らしとは違う世界へ。

友達と一緒に気持ちを同じくして南極へ向かうアニメ「宇宙(そら)よりも遠い場所」のキマリ(本名 玉木マリ)の台詞に倣って遠出という名の聖地巡礼として群馬に行ってきました(笑)




こんにちは
パーソナルケア アインの畠山です。


聖地巡礼・・・それは私にとって『歩く』という単調な運動に『楽しみながら』というポジティブな付加価値をつけてくれる愛すべきイベントです。

楽しみながらの運動なのでその楽しみの成分がリミットを突破した結果、我を忘れて当初の目標設定よりも多めに歩いてしまい、帰りの電車ではかなり足がパンパンでした。
皆様も歩き過ぎにはご注意下さいね。


沢山運動をした後に布団に入ってぐっすり眠ることは流れとしてはスムーズな就寝方法ではあるのですが、このように適度な運動を普段の生活の中に取り入れるのはなかなか難しいのではないでしょうか。

生活の中では皆、ある程度決まった姿勢でいることが殆どだと思います。
ある時は重い荷物を持ったり、無理な姿勢での作業や長時間同じ姿勢で居続けることで筋肉が捻れたままで固まったり、または身体の外側の筋肉を主に使う事で痛みが出てしまっていることもあると思います。

それを解消するためにと、就寝前にお風呂に入ったりストレッチをしたりマッサージチェアに座ったり、様々なケアはしていても、いざ寝る姿勢になると呼吸がしづらかったり痛みのため寝づらかったりすることもあるでしょう。

そのような状態がなぜ起きるのか?

・・・お待たせしました。
その疑問にお答えするべく、本日のテーマ『寝姿勢を私なりに考える』にいってみたいと思います。

まず、筋肉は固まることで(特に関節部)筋肉の触れ合っている部分に遊びの部分が無くなります。
その結果身体の重み(ベッドなどの寝具から加わる圧力)を思うように分散することが出来なくなり、痛みや寝づらさという状態が発生するのです。

例え購入当時の自分に合った枕や体重を分散してくれる仕組みの低反発素材のマットレスを使用しても、固まり過ぎた今の身体には合わなくなってしまった可能性も考えられます。
首や肩辺りが辛い方は脊柱まわりの固さ、腰が辛い方は骨盤から足に掛けて固くなっていると予想されます。

そこで私は考えました。

これからお伝えする動作で体圧の分散を図っていきます。

ここで重要なのは「連動性」です。
下半身だけ、上半身だけ、というイメージではなく
[下半身と上半身の両方をイメージして動かす事で筋肉は動き始める]=[身体に遊びが出来て緩みを持たせられる]
と考えてもらえると良いでしょう。


それでは具体的な方法としまして、以下のように取り組んでいきましょう。



▶step1

まずはベッドでも床でも構いません。

身体を地に預けるようにイメージして寝ます。

▶step2
そこから足を膝立てにし、その状態で呼吸がし易いよう姿勢を取りましょう。
膝同士が握り拳一個分くらい自然と開く感じが楽な姿勢になります。



大切なのは床面に接している足の裏を、柔らかく床に這わせることです。

そして掌を出来るだけ身体の外側に向けます。

そうする事で脊柱を中心に少し肩甲骨が近づく感じになります。
ここも力づくではなく、手の重みで自然と掌が外に向くようなイメージを持ちましょう。

▶step3
そして最後に最大のポイントとして、こここそイメージが重要になります。

この姿勢のまま丹田の意識で呼吸を整えていくと、肩甲骨と丹田と足の裏でバランスを均等に取り始めるのが感じ取れると思います。

首や肩が辛い方は最初は掌はお腹(丹田)の上から始めてもいいでしょう。

この姿勢の状態でも、なるべく腕は身体の外を向いているイメージが持てるといいですね。
その状態をキープして身体に馴染んできたら掌を外側に向けても行っていきましょう。

腰や肩の辛い方は床面は柔らかい方から始めるのがお勧めです。
フローリングなどの固い場所は身体に効きすぎる(矯正力が働く)可能性があるので身体の状態に合わせて行って下さい。


別のパターンとして床面に大の字に寝そべって、丹田、踵、手の甲への意識を持っていくことでも効果は似ています。
ですが膝立ての姿勢よりも丹田や踵、手の甲のイメージが難しいかもしれません。



私は立った時の状態と同じ感覚で寝姿勢に入ることが理想だと考えます。
普段の生活の中で何かの作業をする時、身体は常に重力に対してバランスを取ろうとします。
この過程は仕方のない事ですが、その過程の中で余計な力を使って身体を支えるのではなく極力重力に抗うことなく身体を維持していくには、意識やイメージがとても重要です。
そしてその意識やイメージは難しいものではなく、「あるがままを感じる」という感覚に近いのかもしれません。

よく武術などで耳にする「無」という感覚にも似ているのかもしれないと思うと、達人のような気分を味わうきっかけにもなるかもしれませんね。
誰もがなれる「寝姿勢の達人」になって、毎朝の目覚めをスッキリ迎えられる身体を手に入れましょう。

以上で本日のテーマ『寝姿勢を私なりに考える』は終了になります。


あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。
何か分からないことがありましたら、お気軽にご相談ください。



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最高の夕陽のお見送り