やる気スイッチのための身体作り

こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。

「鉄は熱いうちに打て」と「石橋を叩いて渡る」の両方のことわざを有するマインドセット(考え方や物事の見方の「癖」のようなもの)の場合、ある二つの選択肢のうちどちらを優先するべきか考えた時に大切にしているのは、どちらが自分にとって先にブログとしてアップしたいかを自分にしっかりと問い掛けることです。

しっかりと問い掛けた結果前回は『冬の水分補給は大切に』を選択した訳なのですが、このブログで何をお伝えしたいかというとやはり見てくださる方に「私なりの身体にとって大切なこと」を発信していきたいということなのです。

そしてそのお伝えしたい話に持っていくための導入部、落語で言うならば「枕」の部分も大切にしたい気持ちもありますので、今回も語っていきます。
(※枕とは落語の本編に入る前に、より本編を聞きやすくするためにする本編に関連した小話のことです)

では本日は、ほぼ日帰り仙台弾丸ツアーのお話から参りましょう(笑)


2月の聖地巡礼第一弾の群馬に続いて、3月は第二弾として仙台に行ってきました。



今回は聖地巡礼に加えて前回のブログでご紹介した「茶匠 矢部園」にも訪れたかったので、かなりしっかりとスケジュールを組んで仙台に乗りこみました。
早朝夜行バスで仙台駅に着いた時はまだ雪が溶けていなくて天候を心配していたのですが、ありがたいことに快晴になりました。
巡礼をするには絶好の散策日和です。

まずは早朝に行ける所を巡ろうと思い、高校生男子新体操部の青春を描いたアニメ「バクテン。」の聖地になった岩沼を訪れました。
そして数ある巡礼地の中で体力が無くなる前に一番に行こうと決めていたのが野外炊事やスポーツが楽しめる複合施設「グリーンピア岩沼」です。

手にした巡礼マップには市街地から車で10分と書いてありましたし、地図を見る限りそこまで遠いイメージを持っていなかったのですが、甘かったです(汗)
小高い場所にある展望台かなと思いきや想像よりもずっとしっかりした丘で体感的には丘というより普通に山です。(今調べたところ標高171.9mでした)


早朝だったためバスはまだ運行しておらず、始発までの待ち時間が勿体無くて徒歩での移動を強行したところ、X(旧ツイッター)で仲良くさせて頂いている方から強者と評されました(笑)
途中で時間のことも考えて引き返す選択肢も浮かびましたが、苦労した分到達した時の達成感や喜びは格別で、結果的に頑張って良かったと思いました。

身体は疲れているはずなのに到着の瞬間、一気にその疲れが吹き飛びました。




この写真では少しその感動が伝わり辛いかもしれません。

この山を越えてからは山下りや平地ということもあって楽に巡ることが出来ました。
食べ歩きに立ち寄りたかったお店は、残念ながら当日は休業日だったのでせめて外観だけでも見て行こうと訪れたところ・・・まさかの営業中という嬉しいサプライズ!
実は近隣の別のお店の休業日を確認して、なぜかこちらのお店も同じく休業だろうと思い込んでしまっていたのです。
今回は結果オーライでしたが、今後はもっと入念な下調べが必要だなと反省しました。
あまりの充実感に、岩沼での聖地巡礼は予定していた倍の時間を掛けてしまいました。

さて、次に訪れたのは今回の聖地巡礼を決めたきっかけになった「カメイアリーナ仙台(仙台市体育館)」です。
こちらは男子高校生のバレーボールに掛ける青春を描いた作品「ハイキュー!!」の舞台になったところです。




こちらは予め見るポイントを絞っていたので所要時間はそれほどかからないだろうと高を括っていたのですが、やはり甘かったです(汗)

体育館のコート側は一般公開していないため中はどういう状態か分からない状況でした。
そこで脳内で、県大会決勝のエピソードで私の推しキャラである月島蛍が救護室からコートに戻るまでのシーンの動線を考察しようと思ったのです。

スマホでアニメの映像を見つつ、体育館の館内の見取り図を見つつ、コートに入る前の廊下を歩き回りました。
考えをまとめるために体育館内のモニュメント(私が館内ではこれをメインに考えていた場所)があるところのベンチに座り考察を始めました。



予想滞在時間は30分だったのですが、しっかりその3倍の1時間30分居ました(笑)


そうしてしっかりと聖地巡礼を満喫したあとは矢部園でお茶タイム、と言っても商品の購入だけと考えていたのですが、そこでお茶を紹介して下さった店員の方と意気投合。
話が弾んで想定外の2時間越えの滞在。
ネットフリックスの実写化したアニメの話などで大いに盛り上がりました。
その結果時間が足りず、最後に訪れるはずだった青葉城は今回見ることを断念して、旅の締め括りに美味しい料理でも食べようと、駅近くの直感で決めたお店でせり鍋と牛タンと伊達のハイボールに舌鼓を打ってきました。

また仙台に来たいと心から思える良い聖地巡礼でした。
次は是非とも今回行かれなかった青葉城を訪れたいです。


さて今回の枕が長いとツッコまれてしまうかもしれませんが、ここからが本日のテーマ『やる気スイッチのための身体作り』です。
それではどうぞ。

本日のテーマ はここから

「やる気を起こさせる」というのは誰しもなかなか難しいことだと思います。
少し先程の話の中でも触れていたのですが、「山に登った達成感やその時に見た景色によって疲れが吹き飛んでやる気が起きる」など、気持ちに大きな影響を与える行動やその結果によってやる気のスイッチを入れることは出来るでしょう。

ですがそれには、そこに行き着くまでの更なる過程や時間が必要になってきます。
その時間を毎日のセルフケアのために使うことは結構難しいのではないでしょうか。

ですがそのやる気を起こさせるための身体作りであれば難しくありません。

以前『歩く大切さと歩き方』でもご紹介したように「歩くこと」がその方法になります。

ここで大切なのが「意識して歩くこと」です。
肩の力を抜いて歩く事で下半身の使い方が立っている時よりも楽に感じられると思います。
ここで足が重く感じてしまう方は上半身の力を上手く抜くことが出来ていない可能性があります。

そんな時はまず『呼吸のヒント -丹田⑤-』の蹲踞風の身体の使い方で丹田と下肢の使い方を体感していきましょう。

ここでのポイントは足首と背中の使い方にあります。
ここに力が入ってしまうと上手く姿勢を維持することが難しいです。

もしも蹲踞風が難しいようなら別の方法を行ってみましょう。

まずは椅子に浅く腰を掛けて蹲踞風に似た足の形を作ります。
ここでポイントなのが座っているお尻の部分を足の上に置いてあげるような意識を持って座ることです。
決して腰を反らせるように座らないことです。
腰を反らせるようにした状態だと背中に力が入っていることでしょう。

そしてこのお尻を足の上に置いてあげる感覚も大切なのです。
この感覚で行う事で足とお尻、そして背中の力も抜けて丹田への意識に集中しやすくなり、身体に掛かる重力が上手く分散されていると実感しています。
普段椅子に座っている時もこの感覚を持っていられると足や腰への負担が少なくなると思います。
ですが仕事など集中することがある中で常にこの身体の使い方をするのは難しいかもしれませんね。


しかしこの
・蹲踞風の下肢
・背中と丹田の意識の使い方
・歩いている時に背中の力を抜くこと
これらの動作、意識をする時身体には「スイッチが入る」という同じ現象が起きています。

つまり身体へのスイッチの入れ方は、背中をいかに緩めてその状態の身体を維持できているかが鍵を握っているのです。
そのための「歩く」という動作であったり、蹲踞風の姿勢という訳です。

是非とも体感してスイッチが入りやすい身体を作っていきましょう。

以上で『やる気スイッチのための身体作り』になります。

自分が楽しいと思えていることや集中できている時は良い具合に力が抜けて身体が使いやすい状態になっているものです。
その身体の状態を日常生活の中で再現するのは難しいようでいて意外と簡単です。
呼び起こすきっかけは身近にある動作で十分なのです。

本日お伝えした身体作りは日々の自身の感覚をしっかりと感じることも大切です。
日々の忙しい暮らしの中で自分へ意識を持っていく時間がない方も多くおられるかもしれませんが、まずは自分の感覚を大切にすることがセルフケアの第一歩です。

是非ともその一歩を踏み出してみましょう。


あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。
何か分からないことがありましたら、お気軽にご相談ください。



本日の癒し画像



山のような丘の上にて(この画角の方が奥行を感じますね)