呼吸で重心を安定させる

こんにちは!
パーソナルケア アインの畠山です。

最近肌寒い気候になってきましたね。
気温が下がると、身体を守ろうと無意識に筋肉が縮こまり身体を固めてしまうということが起こりがちですが、
皆様はいかがでしょうか?

早速以下の4つのステップでチェックしてみましょう。

【 縮こまりチェック 】
1:足の親指を軽く摘んでみてください。
(これで既に痛みを感じた方は寒さが影響している可能性があります。)
2:1の状態のままゆっくりとぐるぐる回してみましょう。
3:10回終わったら反対に回しましょう。
4:3が終わったら反対側の足の親指を回して下さい。


いかがでしたか?

軽く触っただけでも痛い場合は寒さが影響して重心が前に傾いているかもしれません。
普段から少し前重心の方も親指に力が入り易いので一概には寒さが要因とは言えませんが、足全体に体重が載せられている場合は痛みは伴わないので身体の使い方に注意が必要です。
いわば黄色信号のサインです。


そんな時は深い呼吸をして無意識に縮こまった身体をほぐしていきましょう。

さて、この流れでご紹介する今回のテーマは「呼吸で重心を安定させる」です。

まずはウォーミングアップとして以前ご紹介した『お腹を使って呼吸してみませんか?』『丹田を呼吸から立ち上げる』の動きを行っていきましょう。

「お腹を使って…」の床に横になっての大の字は身体の縮こまりを解きほぐすには有効です。
丹田に意識を持っていく前に身体をリセットすることは大切なファーストステップですので、ここは慌てず組み立てていきましょう。

「丹田を呼吸から…」では肩甲骨の力を抜きながら呼吸を合わせることが目的です。
丹田の意識が抜けたり、肩甲骨に力が入って呼吸が浅くならないように行っていきましょう。




ここまでの準備が整ったら本題に移っていきます。
意識としてはいつもと同じでシンプルです。

丹田の意識を持ったまま、お腹と背中に息を入れるようにします。
この時息は肺にしか入らないのですが、吸ったと同時に横隔膜が押し下げられて結果的に腹圧が掛かってきてお腹が膨らんだ状態になります。
少しでも膨らんだ感覚があれば成功です。

これは一般的に「腹式呼吸」と言われる呼吸です。

この呼吸の際に気をつけたいのは、お腹が膨らんだ時腹筋や背筋に極力力が入らないようにすることです。

吸う時間としてまずは10秒。
目標として20秒が目安です。

吸った後、今度は同じ時間息を止めます。
この時、息は丹田の意識で止めます。
口や喉で止めないように注意しましょう。

最後にゆっくりと同じ時間、息を吐きます。
ここでも注意が必要なのは呼吸の力加減です。
腹筋や背筋に力が入り過ぎないように、極力力を抜いて吐いていきます。
吐く段階になると急に力が入り易くなりますので気を付けましょう。

1セットだけでも効果はあるのですが、出来れば2、3回繰り返しましょう。
ここまでの呼吸をしただけでも慣れない方はいい運動になるかもしれません。

隙間時間を見つけてなるべくリラックスした姿勢で行って下さい。
通勤時間などにもお勧めなのですが、慣れないと呼吸の維持が難しく「ハァハァ」と怪しい呼吸になってしまうかもしれないのでその点は気をつけて下さいね(笑)

以上で今日のテーマは終了です。
お疲れ様でした。

私は丹田の意識を考えるようになって思うことがあります。
それは丹田に意識を持っていく方法として色々な角度からアプローチすることは、身体をアップデートしていく上で必要であり、
その時の状態によって少しずつ寄り添い方を変えることで、丹田の意識がより行い易く、自分の最適な状態に近づけやすくなるという実感です。

「身体の基礎となるもの」=「丹田の意識」であることは自分の身体を通して確信していますが、その時の心理状態によって意識に揺らぎが出てしまい意識の位置が定まりにくい時もあるのではと、今の段階ではそう感じています。

皆様もその時々の自分に合った身体の調整方法を見つけてもらえると幸いです。

本日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
あなたの身体がもっと使いやすくなって、毎日が充実した1日になることを切に願っています。

何かわからないことがありましたら、お気軽にご相談ください



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作品展にて、大好きな漫画家窪之内栄策作品に触れられる喜び。